2023年12月20日(水)森田 靖教授、村田 剛志教授らの研究が日経産業新聞に掲載されました
日経産業新聞(12月20日)に応用化学科の森田 靖教授、村田 剛志教授らが開発を進めている、有機活物質を用いた水系レドックスフロー電池に関する研究について紹介されました。
レドックスフロー電池は安全性が高く大型化が可能な定置型蓄電デバイスであり、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの平準化電源として近年注目を集めています。一方、従来デバイスで使われているのバナジウムなどの重金属イオンは資源量に制約がある、毒性・環境負荷といった問題を抱えており、その代替材料について世界各国で研究が行われています。
森田教授・村田教授らが設計・合成した材料を用いることで、資源的な制約のない安全なレドックスフロー電池の開発が可能になります。記事中では1万回以上の繰り返し充放電が可能であること、より腐食性の小さなアルカリ性水溶液中での動作が可能であることが解説されています。
記事タイトル:レドックスフロー電池、貴金属不要 →
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(2023.12.21掲載)
第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
11月11日~12日に三重大学で開催された第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会に参加しました。 当研究室からは3件のポスター発表と1件の口頭発表が行われ、多くの方にご来場いただきました。
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ポスター発表などの様子はこちらから
(2023.11.14掲載)
第33回基礎有機化学討論会
9月12日~14日に岡山コンベンションセンターで開催された第33回基礎有機化学討論会に参加しました。 当研究室からは2件のポスター発表と1件の口頭発表が行われ、多くの方にご来場いただきました。
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ポスター発表などの様子はこちらから
(2023.9.25掲載)
愛工大オープンキャンパス
7月15,16日に開催された愛知工業大学オープンキャンパスにて、当研究室が実験デモンストレーションを担当しました。「人工イクラを作ろう」という題目で、いろいろな色の人工イクラを作成しました。とても綺麗なイクラがたくさんできて、ご参加いただいた皆様にも楽しんでいただけたと思います。
(2023.7.20掲載)
レドックスフロー電池(Redox Flow Battery, RFB)は、活物質を溶解させた電解液の酸化還元反応により充放電を行う蓄電池です。我々は、水系電解液を用いた有機RFBの負極活物質としてアントラキノン系化合物に着目し、その基礎・基盤研究を展開しています。三菱重工業(株)と2021年12月に共同出願した知財が特許情報プラットフォーム(
https://www.j-platpat.inpit.go.jp
)に最近公開されました。その後にPCT出願した情報と合わせて以下にまとめました。図中に示した「特開XXXX」を上記Webサイトで検索すると、実際の出願特許明細書がダウンロード可能です。
より高効率・高性能なRFBを目指した有機活物質の分子設計・合成およびデバイス研究を現在さらに進めています。
(2023.7.11掲載)
我々の研究グループは大阪大学の研究者との密接な共同研究を実施し、光励起三重項状態の電子スピンを用いたDNP(動的核偏極)法(略称:トリプレットDNP法)によって、サリチル酸の溶液NMR信号を700倍に高感度化することに成功しました。さらにこの斬新な手法を創薬NMR手法に応用しました。この顕著な研究成果実現の鍵は、分子内の特定な位置を13Cで同位体ラベルしたサリチル酸の有機合成です。Editor's Choiceに選ばれました。
論文名:Protein-Ligand Interaction Analyses with Nuclear Magnetic Resonance Spectroscopy Enhanced by Dissolution Triplet Dynamic Nuclear Polarization
著者:Miyanishi, K.; Sugiki, T.; Matsui, T.; Ozawa, R.; Hatanaka, Y.; Enozawa, H.; Nakamura, Y.; Murata, T.; Kagawa, A.; Morita, Y.; Fujiwara, T.; Kitagawa, M.; Negoro, M.
雑誌名:
J. Phys. Chem. Lett.
2023
, 14, 6241-6247 (DOI: 10.1021/acs.jpclett.3c01002)(2023年7月4日)
論文Webサイトはここ
大阪大学の研究専用ポータルサイトに詳細な説明が掲載されています
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2023/20230704_2
(2023.7.6掲載)
レドックスフロー電池(Redox Flow Battery, RFB)は、活物質を溶解させた電解液の酸化還元反応により充放電を行う蓄電池です。我々は、水系電解液を用いた有機RFBの負極活物質としてアントラキノン系化合物に着目し、その基礎・基盤研究を展開しています。三菱重工業(株)と2021年12月に共同出願した知財が特許情報プラットフォーム(
https://www.j-platpat.inpit.go.jp
)に最近公開されました。図中に示した「特開XXXX」をこのWebサイトで検索すると、実際の出願特許明細書がダウンロード可能です。
より高効率・高性能なRFBを目指した有機活物質の分子設計・合成およびデバイス研究を現在さらに進めています。
(2023.7.5掲載)
10th Pacific Symposium on Radical Chemistry (PSRC-10)
6月4〜9日に京都大学 宇治キャンパスで開催された”
10th Pacific Symposium on Radical Chemistry (PSRC-10)
”にて、村田教授が酸化還元活性な有機分子を負極活物質として用いた水系レドックスフロー電池についてポスター発表を行いました。
発表タイトル:Imidazole-Annelated Benzoquinone-Type Organic Anolytes for Aqueous Redox Flow Battery
(2023.6.12掲載)
村田剛志博士が教授に昇任しました
(2023.4.3掲載)
日本化学会第103春季年会
3月22日~25日に東京理科大学野田キャンパスで開催された日本化学会第103春季年会に参加しました。 当研究室からは2件のポスター発表が行われ、多くの方にご来場いただきました。
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(2023.3.31掲載)
令和4年度卒業式
3月23日に令和4年度の卒業証書・学位記授与式が行われました。今年もたくさんの学生が巣立っていきました。
成績優秀者表彰がされ、松井君が名古屋電気学園賞と日本化学会東海支部長賞、早瀬君が瑞若賞と日本化学会東海支部長賞を受賞しました。おめでとうございます。
(2023.3.31掲載)
レドックスフロー電池(RFB)は、活物質を溶解させた電解液の酸化還元反応により充放電を行う蓄電池です。正極および負極用タンクに入れた電解液をポンプで循環させる構造のため電池の大型化が容易であり、風力発電所などの大規模創電施設に利用されています。我々は、水系電解液を用いた有機レドックスフロー電池の負極活物質としてキノン系などの有機π電子系分子に着目した基礎・基盤研究を展開しています。
(図左)JP 2022006409、(図右)WO 2021261187
より高効率・高性能なRFBを目指した有機活物質の分子設計およびデバイス研究を現在進めています。
(2023.1.6掲載)
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