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2009年以前のトピックス

  • 実験室にカラムオーブン(センシュー科学 SSC2120)が導入されました。(2009.9.14)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • 2009 Asian Science Campのホームページはこちら 博士後期課程3年の焼山佑美さんが、8月2~8日に「エポカルつくば」で開かれた「2009 Asian Science Camp」で「helper」としてキャンプに参加しました。(2009.8.9)
    講師として参加された多数のノーベル賞受賞者やアジア各国の若者 (日本の高校3年生~大学初年級に相当する若い学生、約200 名)と寝食を共にしながら交流を深めてきました。
  • 昨年3月に発表した論文が「Annual Report of Osaka University -Academic Achievement- 2008-2009(大阪大学英文研究年報)」の「100 Papers Selection(論文100選)」に採択されました (2009年7月)
    過去9年間(9回)の英文研究年報の内、論文10選に2度、論文100選に5度採択されました
    (大阪大学英文研究年報の過去の受賞歴はこちら

    今回の受賞題目: Curved Aromaticity of a Corannulene-Based Neutral Radical: Crystal Structure and 3D Unbalanced Delocalization of Spin
    著者: Morita, Y.; Ueda, A.; Nishida, S.; Fukui, K.; Ise, T.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.
    論文: Angew. Chem. Int. Ed. 2008, 47, 2035-2038
  • Wiley-Blackwellより出版される安定ラジカルに関するbook "Stable Radicals: Fundamantal and applied aspects of odd-electron compounds (Edited by R. Hicks)" の出版予定日が2010年2月19日と決定しました。
    amazon.co.jpへのリンクはこちら
    森田 靖 准教授、西田辰介 博士研究員がChapter 3"Phenalenyls, cyclopentadienyls, and other carbon-centered radicals" を執筆しました。乞うご期待ください!(2009.7.3)
  • LC 実験室に高速液体クロマトグラフシステム(島津 Prominence LC-20AT, SPD-20A)が導入されました。(2009.6.23)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • 博士後期課程3年の焼山佑美さんが、「2009 Asian Science Camp」で「helper」としてキャンプに参加し、各種のお手伝いをすることになりました。(2009.6.16)
    多数のノーベル賞受賞者が講師となり、アジア各国から集まる若者 (日本の高校3年生~大学初年級に相当する若い学生、約200名)と寝食を共にしながら交流するキャンプです。
    2009 Asian Science Campのホームページはこちら
    朝日コムでの紹介記事はこちら
  • UV照射器 実験室にUV-LED照射器(KEYENCE UV-400)が導入されました。(2009.5.29)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • 化学同人「月刊化学(2009年6月号)」に掲載されている安倍 学 先生(広島大学)による「一重項ジラジカル化学への期待」において、「ラジカルπダイマーの一重項ジラジカル性」という観点で窒素導入型フェナレニル中性ラジカルについての我々の研究成果を取り上げていただきました(2009.5.23)
    月刊化学ホームページ内、本文へのリンクはこちら(リンク先「電子ブックを開く」をクリック)
  • Wileyより出版予定の安定ラジカルに関するbook "Stable Radicals: Fundamantal and applied aspects of odd-electron compounds (Edited by R. Hicks)" の Chapter 3に森田 靖 准教授、西田辰介 博士研究員による"Phenalenyls, cyclopentadienyls, and other carbon-centered radicals"が掲載決定 (2009.5.21)
    乞うご期待ください!
  • 大阪市立大学名誉教授の工位武治 先生(現 大阪市立大学特任教授)が、ESR/ENDOR分光法を用いた分子性有機磁性・高スピン化学に関する研究業績に対して IES (International EPR(ESR) Society) Silver Medal for Chemistry 2009を受賞されました。このSilver Medalは、電子スピン共鳴(ESR)研究者の国際組織であるIESから授与されるもので、 Biology/Medicine・Chemistry・Instrumentation・Physics/Materials Scienceの各4分野から3年毎に選出されます。日本人の受賞としては、昨年Instrumentation分野で受賞された太田仁先生(神戸大学)に引き続き、3人目です。化学分野では、2001年の山内清語先生(東北大学)の受賞以来2人目の快挙です。
    工位先生には、有機ラジカルおよび金属錯体などの研究全般において、日ごろからたいへんお世話になっております。ご受賞、おめでとうございます。(2009.5.1)
    歴代のIES受賞者はこちら (Silver Medal - Chemistry の欄をご覧ください)
    工位先生の受賞をお祝いする会(2009年3月28日)の写真はこちら
    共著論文リストはこちら
  • 京都大学名誉教授の斎藤軍治 先生(現 名城大学教授)が2009年春の紫綬褒章を受賞されました。水素結合型の電荷移動錯体に関する研究で、斎藤先生にはたいへんお世話になりました。ご受賞、おめでとうございます。(2009.4.28)
    共著論文リストはこちら
  • 開核有機分子を基盤にした分子スピン量子コンピューター/量子情報処理に関する論文 ( J. Mater. Chem. 2009 DOI: 10.1039/b819556k ) がWeb上に公開されました。(2009.4.22)
    "Molecular electron-spin quantum computers and quantum information processing: pulse-based electron magnetic resonance spin technology applied to matter spin-qubits"
    Sato, K.; Nakazawa, S.; Rahimi, R.; Ise, T.; Nishida, S.; Yoshino, T.; Mori, N.; Toyota, K.; Shiomi, D.; Yakiyama, Y.; Morita, Y.; Kitagawa, M.; Nakasuji, K.; Nakahara, M.; Hara, H.; Carl, P.; Höfer, P.; Takui, T
  • 研究室に博士研究員の村田 剛志 博士、博士前期課程1年の仮屋薗 和貴くん(広島大学理学部出身)が新たに加わりました。(2009.4.1)
    写真はこちら(メンバー紹介)
  • 3月24日に卒業式が行われ、3人の修士課程の学生が研究室を巣立っていきました。お疲れ様でした。(2009.3.24)
    写真はこちら
  • 化学同人「化学のブレークスルー【有機化学編】」にて、我々の研究グループのフェナレニルを基盤とした中性ラジカル誘導体の研究結果が菅原 正 先生(東京大学大学院総合文化研究科 教授)に分子機能化学分野における「ここ10年の革新論文」として選んでいただきました。
    選ばれた論文は、"A New Trend in Phenalenyl Chemistry: A Persistent Neutral Radical, 2,5,8-Tri-tert-butyl-1,3-Diazaphenalenyl, and the Excited Triplet State of the Gable syn-Dimer in the Crystal of Column Motif" Angew. Chem. Int. Ed. (Hot Paper) 2002, 41, 1793-1796.です。
    窒素導入型フェナレニル誘導体に関する本論文に加えて、我々が合成・単離した炭化水素フェナレニルや二つの酸素原子を導入したオキソフェナレノキシル型中性ラジカルに関しても本文中で取り上げていただきました。(2009.3)
  • workshop workshop
    3月19日にProfessor Maurice Médebielle (Université Claude Bernard Lyon 1, France)を迎え、国際ワークショップ「Spring Workshop between Lyon and Osaka」を大阪大学大学院理学研究科で行いました。
    Professor Médebielleによる講演「Redox Processes for The Synthesis of Original Fluorinated Cyclic Structures」に加え、宮碕栄吾 博士(広大院工 助教)、鈴木修一 博士(阪市大院理 助教)、西田辰介 博士(阪市大院理 博士研究員)、伊瀬智章 博士(阪市大院理 博士研究員)、神崎祐貴 博士(阪市大院理 博士研究員)、物性有機化学研究室所属の博士後期課程学生(2人)および博士前期課程学生(3人)、そして阪市大院理 物理化学2研究室の博士後期課程学生(1人)が最近の研究結果を英語で発表しました。
    本ワークショップには、阪市大院理 物理化学2研究室の博士前期課程学生や学部学生も参加し、英語での活発なディスカッションが行われました。 (2009.3.19)
    写真をもっと見たい方はこちら
  • 実験室にシングルモノクロメーター(朝日分光CMS-100)とマグネチックスターラー付き低温恒温槽(東京理化PSL-1810)が導入されました。(2009年3月)
    2007年9月に導入したGC-TOF質量分析計(JEOL JMS-T100GC)の写真をアップしました。
    詳細はこちらをクリックしてください
    分光器 低温恒温槽 TOF-MS
  • 実験室に真空検体乾燥機 2 台と量子化学計算用のコンピューター (MAC PRO) 2 台、およびX線構造解析用のコンピューター (Dell PRECISION) が導入されました。(2009年2月)
    詳細はこちらをクリックしてください
    真空検体乾燥機 MAC PRO windows PC2
  • 「Annual Report of Osaka University -Academic Achievement-2007-2008(大阪大学英文研究年報)」の「10 Papers Selection(論文10選)」に採択された以下の論文が大阪大学のホームページ上に公開されました。(2008.12.27)
    リンクはこちら
    Thermochromism in an Organic Crystal Based on the Co-existence of σ- and π-Dimers
    Morita, Y.; Suzuki, S.; Fukui, K.; Nakazawa, S.; Kitagawa, H.; Kishida, H.; Okamoto, H.; Naito, A.; Sekine, A.; Ohashi, Y.; Shiro, M.; Sasaki, K.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.
    Nature Materials 2008, 7, 48-51
  • 実験室にXe光源(朝日分光 MAX-302) が導入されました。(2008年12月)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • 森田靖 准教授が「Nature Reader Panel」に選ばれました。(2008年10月)
    雑誌「Nature」の内容向上のための仕事を担当します。

    Natureのホームページはこちら
  • ニトロキシド型テトララジカルに関する下記の論文 が、「Thieme」社の「SYNFACTS」の2008年9月号(931ペー ジ)に選ばれました。
    SYNFACTSへのリンクはこちら。 (リンク先の931ページをご覧ください。)

    Macrocyclic High-Spin (S = 2) Molecule: Spin Identification of A Sterically Rigid Metacyclophane-Based Nitroxide Tetraradical by Two-Dimensional Electron Spin Transient Nutation Spectroscopy
    Sawai, T.; Sato, K.; Ise, T.; Shiomi, D.; Toyota, K.; Morita, Y.; Takui, T.
    Angew. Chem. Int. Ed. 2008, 47, 3988-3990
    掲載論文へのリンクはこちら。
    (2008.11.4)
  • J. Am. Chem. Soc.Communication に先日アクセプトされた曲面π共役型のフェナレニルアニオン誘導体についての研究結果がweb上に公開されました。
    ぜひご一読ください。 (クリックでオンラインジャーナルにリンクしています)(2008.10.21)
  • 第19回基礎有機化学討論会(2008年10月3-5日、大阪大学)において、山本陽介(M2)と山中あずさ(M2)がポスター賞を受賞しました。
    なお、ポスター賞は、200件の審査対象から17件の優秀な発表に対して贈られました。(2008.10.5)

    発表者:山本陽介
    講演題目:「三つのメトキシ基を有するトリオキソトリアンギュレン誘導体の合成研究」

    発表者:山中あずさ
    講演題目:「スピン中心移動:1H-ENDOR/TRIPLE 法によるDTPY置換6-オキソフェナレノキシルの電子スピン構造の解明」
  • 曲面π共役型のフェナレニルアニオン誘導体についての論文が J. Am. Chem. Soc.Communication にアクセプトされました。(2008.10.1)
    西田辰介博士 (平成17年3月理学博士の学位取得、現 大阪市立大学理学研究科博士研究員) および上田 顕 (物性有機化学研究室D2) らによる論文です。ぜひご一読ください。 (クリックでオンラインジャーナルにリンクしています)
    論文題目:
    Curve-Structured Phenalenyl Chemistry: Synthesis, Electronic Structure, and Bowl-Inversion Barrier of a Phenalenyl-Fused Corannulene Anion
    著者:
    Nishida, S.; Morita, Y.; Ueda, A.; Kobayashi, T.; Fukui, K.; Ogasawara, K.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.
    (西田辰介・森田 靖・上田 顕・小林忠弘・福井晃三・小笠原華菜子・佐藤和信・工位武治・中筋一弘)
    論文概要:
    「曲面型のフェナレニル化学」について初めて実験的研究を行った。フェナレニルを縮環したコラヌレンのアニオン誘導体を設計・合成し、各種NMR測定、量子化学計算により、その電子構造を明らかにした。興味深いことに、曲面π共役構造を形成しているにも関わらず、フェナレニル型の電子構造の寄与が大きいことが分かった。さらに、各種酸化還元種のボウル反転障壁を求めた結果、負電荷の増加とともにボウルの深さが段階的に浅くなることを明らかにした。

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