新しい論文が公開されました 当研究グループの新しい論文がInternational Journal of Molecular Sciences誌に掲載されました。
トリオキソトリアンギュレン(TOT)誘導体を配位子とする二次元配位ネットワークの構築に関する論文で、その空孔構造と亜鉛錯体を正極の活物質に用いた有機二次電池について述べています。強固な配位結合が二次電池の繰り返し耐性の向上に大きく寄与していると考えられます。
本論文はInternational Journal of Molecular Sciences誌の特別号”Synthesis and Reactivity of Novel Aromatic Compounds”(Guest editor: 信州大学 庄子博士、愛媛大学 奥島博士)に寄稿したものです。
論文題目:
2D Coordination Network of Trioxotriangulene with Multiple Redox Abilities and Its Rechargeable Battery Performance International Journal of Molecular Sciences, 2020, 21, 4723(DOI: 10.3390/ijms21134723)
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(2020.7.6掲載)
世界最大の化学系学会であるAmerican Chemical Society(アメリカ化学会)が運営する世界最大の化学物質登録・情報管理・検索業務を担当しているChemical Abstract Service (CAS) の「CAS REGISTRY® Innovator」に森田先生が選ばれました。
特異な構造と電子状態を有する中性ラジカルであるトリオキソトリアンギュレンに関わる多くの顕著な研究成果がCASの多くの科学者に高く評価されました。