10月26日にProfessor Vincent Robert (Université de Strasbourg)を迎え、国際ワークショップ 「International Workshop on Open-shell Molecular Systems」 を大阪大学大学院理学研究科で行いました。
Professor Vincent Robert による招待講演 「Electron-Electron Interactions Governing Magnetic and Transport Properties in Materials : Ab Initio Approach」 に加え、鈴木修一 博士 (阪市大院理 講師)、Dr. Nicolas Chopin (Université de Lyon)、当研究グループの博士研究員(5人)、博士後期課程学生 (1人) 、博士前期課程学生 (2人)および学部4回生 (2人) が最近の研究結果を英語で発表し、英語での活発なディスカッションが行われました。
その他のワークショップの写真はこちら。
(2012.11.28)
トリアンギュレン骨格にジシアノメチレン基を導入した三回対称型新規中性ラジカルの TOT を超える多段階の酸化還元挙動に関する論文が、
Chemistry A European Journal にアクセプトされ、web 上に公開されました。和佐 英樹さん (博士後期課程2年) が中心となって行った研究です。
是非ご一読ください。(2012.11.24)
An Extremely Redox-Active Air-Stable Neutral π Radical: Dicyanomethylene-Substituted Triangulene with a Threefold Symmetry
Ueda, A.; Wasa, H.; Nishida, S.; Kanzaki, Y.; Sato, K.; Shiomi, D.; Takui, T.; Morita, Y. Chem. Eur. J.2012, 18, 16272-16276
Development of Organic Conductors with Self-Assembled Architectures of Biomolecules: Synthesis and Crystal Structures of Nucleobase-Functionalized Tetrathiafulvalene Derivatives
Murata, T.; Miyazaki, E.; Maki, S.; Umemoto, Y.; Ohmoto, M.; Nakasuji, K.; Morita, Y. Bull. Chem. Soc. Jpn.2012, 85, 995-1006
Modulation of charge-transfer complexes assisted by complementary hydrogen bonds of nucleobases: TCNQ complexes of a uracil-substituted EDO-TTF
Murata, T.; Umemoto, Y.; Miyazaki, E.; Nakasuji, K.; Morita, Y. CrystEngComm.2012, 14, 6881-6887
森田先生が、「平成24年度 大阪大学総長顕彰(研究部門)(Osaka University Presidential Awards for Achievement in Research)」を受賞しました。
大阪大学総長顕彰は、大阪大学に勤務する教員のうち、教育、研究、社会・国際貢献又は管理運営上の業績が特に顕著であると認められた者を顕彰し、大学の一層の発展を期することを目的として行われています。なお、森田先生の功績名は、「空気中でも安定な有機スピン分子を用いた高性能二次電池の研究」です。
平成24年度 大阪大学総長顕彰 受賞者一覧はこちら、
大阪大学HPからはこちらでご覧になれます。
左の画像をクリックすると拡大画面を表示できます。(2012.8.16)
TTFとビイミダゾールを組み合わせた新規水素結合型電子ドナー分子に関する論文が、
European Journal of Organic Chemistry にアクセプトされ、web 上に公開されました。
村田 剛志 博士(平成17年3月に当研究室で学位取得)が中心となって行った研究です。
是非ご一読ください。(2012.6.24)
Tetrathiafulvalene-Type Electron Donors Bearing Biimidazole Moieties: Multifunctional Units with Hydrogen Bonding Abilities
Murata, T.; Nakasuji, K.; Morita, Y. Eur. J. Org. Chem.2012, 4123-4129
2012 International Symposium on Macrocyclic and Supramolecular Chemistry (ISMSC-7) がニュージーランドのUniversity of Otagoで開催されました。
(2012年1月29日~2月2日)
左の2枚の写真は、森田先生とSir Fraser Stoddart教授(写真左)、Kenneth Raymond教授(写真右)との写真と集合写真です。
左の写真をクリックすると拡大画面を表示できます。
(2012.2.18)
The Japan Journal の取材を受け、分子スピン電池に関する我々の研究成果が、2月号に掲載されました。