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徒然なるままに


研究室日記&随想

このページは、研究室での色々な出来事や、教員が日々思っている事柄について、文字通り「徒然なるままに」綴った日記みたいなものです。このページを訪れた方々に、研究室の様子や大学生活などを少しでも感じ取ってもらえれば幸いです。

2009年9月2日(水)
久々に更新しました

約3年ぶりくらいの更新になってしまいました。自身の怠慢のせいでもあるのですが、この間公私ともに色々なことがあったので、更新ができずに今日まで来てしまいました。

一番大きかったことは、第2子を出産したことです。第2子を2008年に出産しました(左の写真は、生後間もない時の第2子の姿です)。ホームページを作って一段落した後に第2子を授かり、仕事と子育て・妊娠の3つで色々と忙しく、ホームページまで気が回りませんでした。(^-^;

第1子の妊娠・出産で、仕事と家庭の両立の難しさを経験したつもりでしたが、第2子の妊娠・出産は想像以上に大変でした。特に産後が…このことに関しては別の時に書くとして、今回の経験で、今の社会では少子化になるのは当たり前だなぁ、とつくづく感じました。子供一人は産めても二人目となるとなかなか…感じたことについては、時間を見つけて少しずつでもお知らせしていければ、と思います。私の経験が、仕事と家庭の両立を目指す多くの女子学生にとって、何らかの参考になれば幸いです。

2006年11月24日(金)
就職と進学


既に11月も終わりに近づき、3年生の就職活動がそろそろ始まる、といった今日この頃。知能機械工学専攻第1期生の就職活動ということなのだが、先輩の姿を見ていないせいか、まだ3年生だし、という意識なのか、比較的のんびりしている様子。(そう見えるだけかもしれないけれど)

そういう時期に悩むのが「進学か、就職か」という選択。本校の機械・電気系は特に就職率がいいせいか、「4年で就職するのが当たり前」という風潮があり、始めは進学を考えていた人も就職に…と傾いてしまいがち。だが、ちょっと考えてほしいと思う今日この頃。

入学して間もない学生さんに「将来どんなことをやりたいの?」と聞くと、多くの場合は「研究や開発をやりたい」と答える。3年間授業を受けてその意思が変わらないのであれば、是非とも大学院進学を考えてほしい。それは何故か?

何故なら、研究や開発をやるには大学院で学ぶスキルが必要だから、と私は考える。では、「大学院で学ぶスキル」とは何か?大学院で行う研究で得る専門知識ももちろん大事なのだが、私が大学院で学ぶスキルの中で最も重要だと思うのは「自分で問題点を見つけ、自分で計画し、自分で答えを探す」ことである(以上は完全な私見なので、異論はあるかもしれないが、一意見として受け止めて、ご批判は勘弁願いたいところです)。

小学校から始まり、大学の学部までの勉強は、「必ず答えがある」し、大学の実験でも「やり方」があって、基本的にはそれ通りにやれば答えが出てくる、のである。しかし、「研究・開発」をする、というのは「新しいものを見つけ、作る」ことであり、それは「答えがない」のである。「答えがない」ものに対してどう答えを見つけていくか、を学ぶ場は、大学院で自分が主体となって取り組む研究にある、と私は考える。(もちろん教員は研究指導をしますが、その指導は教員の経験に基づいているものであって、教員も答えが分かって指導しているわけではありません。大学院の研究、というのはそういうものなんです。これについてはまた後日。)

以上は、学部で卒業する人は悪い、ということを意味しているわけではない。学部で十分勉強したし、「自分は新しい物を開発したりするより、今あるものを自分の手できちんと作って、それを多くの人に使ってほしい」と思うならば、胸を張って学部で就職すればいいと思う。

そうではなくて、3年生の後期を迎えた段階で「やはり自分は研究・開発がやりたい」と考えていて、「自分には、答えのないものに取り組むスキルがない」と思う人に対して、大学院進学はやりたい事を実現するための1つの手段だよ、ということを伝えたいのでした。(実際に、某大手製造企業は、研究・開発関連の職種には大学院卒しか取らない、と言っているらしいし…)ま、進路に悩んだときは、是非とも近くの教員に相談してください。過去の色々な例を見てるので、少しはお役に立てますよ、ということで。

で、話はまったくすっ飛びますが、左の写真は大学院生と卒研生が参加した校内の駅伝大会の写真です。上が優勝したチーム、下のチームは残念ながら賞は取れませんでした。(元は電気工学科所属なので、電気工学科の院生・卒研生です。)皆さん、お疲れ様でした。

2006年11月20日(月)
研究室のホームページが完成(?!)

ようやくというか、重い腰を上げて研究室のホームページを立ち上げました。着任して5年目でようやく色々な人に紹介できるだけの材料が出来上がった、といったところでしょうか。研究室も日々進化をしていくので、その都度更新していきたいな、と思っています。

左の写真は、当研究室のとある室内です。ここには、計算用のサーバと、卒研生(卒業研究に来ている4年生のこと)1人ずつに割り振ってあるPCが置いてあります。
ここで卒研生はプログラムを書いたり、研究に関する資料を書いたり、ネットで情報収集
したりしています。
PC周辺は、そのPCを使用している卒研生それぞれの個性が表れて面白いです。(常に整頓されている人もいれば、常に使用機材が出っ放しの人も…)
院生は、卒研生の面倒を見つつ、計算サーバで自分の研究に必要な重い計算をさせています。研究室に所属する学生の主な交流場になっていますね。(年度によっては、夜中にたこ焼きパーティーや宴会をやることも…)