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2010年のトピックス

  • 我々が研究してきた縮合多環型の中性ラジカル、フェナレニルに関する論文が、 Nature Chemistry の "Perspective" に掲載が決定しました!詳細は、後ほど本HP上でも公開します。(2010.12.9)

  • 森田先生が(社)有機合成化学協会の「2010年度 DIC機能性材料賞」を受賞しました!!受賞題目は、「空気中でも安定なスピン非局在型中性ラジカルの創成と電子機能材料への展開」です。
    2011年2月18日に東京で授賞式が執り行われます。(2010.12.6)
    左の画像をクリックすると拡大画面を表示できます。

    歴代受賞者はこちら。 DIC機能性材料賞の規定はこちら
    2010年度受賞者一覧はこちら
  • 先日、Aust. J. Chem. にFull Paperとしてアクセプトされた上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)および小笠原 華菜子さん(平成20年3月修士課程修了)らによるコラヌレンにtert-ブチルニトロキシド部位を導入した曲面π共役型中性ラジカルの合成、スピン非局在性、動的な電子スピン構造変化に関する論文がWeb上に公開されました。(2010.12.6)
    リンクはこちら。是非ご一読ください。

    "Air-stable Curved π-Radical Based on Corannulene: Dynamic Electronic-spin Structure Induced by Temperature-dependent Conformational Changes"
    (上田 顕・小笠原華菜子・西田辰介・福井晃三・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    Aust. J. Chem. 2010, 63, 1627-1633
  • 学内広報誌「阪大NOW」(No.120,2010年10月号)に、上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)のReaxys PhD Prize 2010 受賞についての記事(57ページ)が掲載されました。
    左の画像をクリックすると拡大画面が表示されます。
    「阪大NOW」No.120 のフルバージョンはこちら
    大阪大学ホームページ内「阪大NOW」のページはこちら
    (2010.11.13)
  • 第51回大阪大学まちかね祭期間中の11月6日(土)に研究室の施設開放を行いました。簡単な実験等のデモを行い、私達の研究を紹介しました。実施内容はこちら
    約20名もの見学者が訪れ、普段学外の方々とふれ合うことの少ない私達にとって、とても充実した時間となりました。訪問して下さった方々、本当にありがとうございました。
    施設開放、その他の写真はこちら  (2010.11.11)
  • 韓国Pohang University of Science and Technology (POSTECH)の河野正規先生とのツーショット。
    後方に見えている建物はPOSCO International Center。
    10月12日~14日に訪問し、セミナーを行ってきました。(2010.10.18)
    河野教授研究グループのホームページへのリンクはこちら
  • 大阪市立大学大学院理学研究科の鈴木修一 講師(平成18年3月に当研究室で学位取得)との共同研究の成果がOrg. Lett.にアクセプトされ、Web上に公開されました。ヘキサアザフェナレンのワンポット合成およびその構造、物性に関する研究成果です。
    リンクはこちら。是非ご一読ください。(2010.10.9)
    "Hexaazaphenalene Derivatives: One-Pot Synthesis, Hydrogen-Bonded Chiral Helix, and Fluorescence Properties"
    Suzuki, S.; Fukui, K.; Fuyuhiro, A.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.; Morita, Y.
    Org. Lett. 2010, 12, 5036-5039
  • 研究室に博士研究員として信国 浩文さん(平成22年3月に九州大学で学位取得)が新たに加わりました。
    (2010.10.1)
  • 先日、Cryst. Growth Des. にFull Paperとしてアクセプトされた村田剛志 博士(平成17年3月に当研究室で学位取得)および焼山佑美 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得、現 POSTECH博士研究員)らによる多様な水素結合様式を有する 4, 4'-ビイミダゾールを基盤とした各種金属錯体の結晶中における多彩なネットワーク構造に関する論文がWeb上に公開されました。(2010.10.1)
    リンクはこちら。是非ご一読ください。

    "Supramolecular Architectures and Hydrogen-Bond Directionalities of 4,4´-Biimidazole Metal Complexes Depending on Coordination Geometries"
    (村田剛志・焼山佑美・中筋一弘・森田 靖)
    Cryst. Growth Des. 2010, 10, 4898-4905
  • 大阪大学大学院理学研究科化学専攻の久保孝史先生とのフェナレニルを基盤とした一重項ビラジカルに関する共同研究の成果が、J. Am. Chem. Soc. にFull PaperとしてWeb上に掲載されました。
    リンクはこちら。是非ご一読ください。(2010.9.28)
    "Alternating Covalent Bonding Interactions in a One-Dimensional Chain of a Phenalenyl-Based Singlet Biradical Molecule Having Kekulé Structures"
    Shimizu, A.; Kubo, T.; Uruichi, M.; Yakushi, K.; Nakano, M.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Hirao, Y.; Matsumoto, K.; Kurata, H.; Morita, Y.; Nakasuji, K.
    J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 14421-14428
  • Pohang University of Science and Technology (POSTECH) 教授の河野正規先生が9月26日(日)に研究室を訪問してくれました。
    お互いの最近の研究等について議論し、相互理解・親睦を深めました。(2010.9.27)
  • 多様な水素結合様式を有する4,4'-ビイミダゾールを基盤とした各種金属錯体の結晶中における多彩なネットワーク構造(左図)に関する研究成果がCryst. Growth Des. にFull Paperとしてアクセプトされました。

    "Supramolecular Architectures and Hydrogen-Bond Directionalities of 4,4´-Biimidazole Metal Complexes Depending on Coordination Geometries"
    (村田剛志・焼山佑美・中筋一弘・森田 靖)
    近日中にWeb上に公開される予定です。是非ご一読ください。(2010.9.20)
  • 焼山佑美 博士(現 POSTECH博士研究員)らによるイミダゾールを基盤とした三重らせん型金属錯体の研究結果(J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 6944-6946.)が、内閣府 最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)「量子情報処理プロジェクト」のホームページ上でニュースとして取り上げられました。(2010.9.15)
    リンクはこちら
  • 9月3日に上田 顕 博士が、Max Planck Institute for Polymer Research (ドイツ・マインツ)のProf. Klaus Müllenグループのグループセミナーにおいて「Synthesis and Properties of Stable Organic Open-shell Molecules possessing Planar or Non-planar Fused Polycyclic pi-Conjugated System」というタイトルで、30〜40人の聴衆の前で1時間の口頭発表およびディスカッションを行いました。(2010.9.7)
  • Reaxys PhD Prize 2010 Runners-up に選ばれた上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)の受賞式および受賞発表が、ドイツ・ニュルンベルクで2010年8月30日〜9月2日に開催された「3rd EuCheMS Chemistry Congress」で行われました。さらに、上田博士は本会議において口頭講演にもアサインされ、多くの聴衆の前で英語で15分間の発表を行いました。(2010.9.7)
    Reaxys Prizeへのリンクはこちら
    3rd EuCheMS Chemistry Congressへのリンクはこちら
  • 実験室に有機溶媒精製システム(MBRAUN MB SPS Compact)が導入されました。(2010.9.6)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • コラヌレンにtert-ブチルニトロキシド部位を導入した曲面π共役型中性ラジカルの合成、スピン非局在性、動的な電子スピン構造変化に関する研究成果がAust. J. Chem. にFull Paperとしてアクセプトされました。(2010.9.6)
    上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)および小笠原 華菜子さん(平成20年3月修士課程修了)が中心となって行った研究です。

    "Air-stable Curved π-Radical Based on Corannulene: Dynamic Electronic-spin Structure Induced by Temperature-dependent Conformational Changes"
    (上田 顕・小笠原華菜子・西田辰介・福井晃三・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    近日中にWeb上に公開される予定です。是非ご一読ください。
  • 三菱化学で太陽電池プロジェクトを推進している河井潤也博士が8月28日(土)に研究室を来訪しました。
    そして、我々が最近開発した有機薄膜太陽電池に関する研究成果について議論しました。
    河井博士は、安定な有機ラジカルに関する研究で、平成16年に学位を取得した研究室の先輩です。(2010.9.6)
  • 共同研究者である韓国Pohang University of Science and Technology (POSTECH)の河野 正規 教授の研究グループに所属する焼山 佑美 博士(当研究室で平成22年3月 学位取得)とKoo Jin Youngさん(修士課程1年)が、8月16~21日の間、共同研究の一環として当研究室に滞在しました。(2010.8.27)
    左の写真は、welcome partyでの一枚です。
    communicationや研究に関するdiscussionを英語で行い、また互いの文化についても話し合うなどたいへん有意義な一週間を過ごしました。
  • 内閣府 最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)「量子情報処理プロジェクト」(中心研究者・山本喜久 教授)において、樽茶清悟 教授をサブグルーリーダーとして「スピン量子コンピューター」の研究が遂行されております。
    「量子情報処理プロジェクト」ホームページへのリンクはこちら
    このサブグループ研究において、我々が開発した3重らせん型金属錯体(左図)を分子スピン量子ビットとして利用した研究が行われております。詳細は、サブグループ「スピン量子コンピューター」のホームページをご覧ください。(リンクはこちら)。(2010.8.16)
  • 先日、Angew. Chem. Int. Ed.にアクセプトされた上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)および小笠原 華菜子さん(平成20年3月修士課程修了)らによるお椀型の曲面π共役分子コラヌレンを基盤としたセミキノンラジカル塩の合成、電子スピン構造、動的挙動に関する論文がWeb上に公開されました。(2010.7.27)
    リンクはこちら。是非ご一読ください。

    "A Bowl-Shaped ortho-Semiquinone Radical Anion: Quantitative Evaluation of the Dynamic Behavior of Structural and Electronic Features"
    (上田 顕・小笠原華菜子・西田辰介・伊瀬智章・吉野共広・中澤重顕・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 6333-6337
  • 森田 靖 准教授、西田辰介 博士研究員が第3章"Phenalenyls, Cyclopentadienyls, and Other Carbon-Centered Radicals"の執筆を担当した安定有機ラジカルに関するbook"Stable Radicals: Fundamentals and Applied Aspects of Odd-Electron Compounds (Edited by R. Hicks)"がJohn Wiley & Sonsより出版されました!!(2010.7.26)

    Morita, Y.; Nishida, S.
    Phenalenyls, Cyclopentadienyls, and Other Carbon-Centered Radicals
    In Stable Radicals: Fundamentals and Applied Aspects of Odd-Electron Compounds; Hicks, R. Ed.; John Wiley & Sons: West Sussex, 2010; pp 81-145.
  • 研究室に技術補佐員として坂本 圭さんが新たに加わりました。
    (2010.7.1)
  • お椀型の曲面π共役分子コラヌレンを基盤としたセミキノンラジカル塩の合成、電子スピン構造、動的挙動に関する研究成果がAngew. Chem. Int. Ed. にアクセプトされました。(2010.6.30)
    上田 顕 博士(平成22年3月に当研究室で学位取得)および小笠原 華菜子さん(平成20年3月修士課程修了)が中心となって行った研究です。

    "Bowl-Shaped o-Semiquinone Radical Anion: Quantitative Evaluation of the Dynamic Behavior in the Structural and Electronic Features"
    (上田 顕・小笠原華菜子・西田辰介・伊瀬智章・吉野共広・中澤重顕・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    近日中にWeb上に公開される予定です。是非ご一読ください。
  • 実験室に偏光顕微鏡(LEICA DM2500 M)が導入されました。(2010.6)
    詳細はこちらをクリックしてください
  • 本年1月に発表した上田 顕 博士研究員らによるコラヌレンを基盤とした曲面π共役型の安定ジラジカル誘導体についての下記の論文が「Thieme」社の「SYNFACTS」の2010年5月号(535ページ)に選ばれました。(2010.6.12)

    "Three-Dimensional Intramolecular Exchange Interaction in a Curved and Nonalternant π-Conjugated System: Corannulene with Two Phenoxyl Radicals"
    Ueda, A.; Nishida, S.; Fukui, K.; Ise, T.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.; Morita, Y.
    (上田 顕・西田辰介・福井晃三・伊瀬智章・塩見大輔・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 1678-1682.
  • 当研究グループの上田 顕 博士 (Dr. Akira Ueda) が "Reaxys PhD Prize 2010""Runners-up (45 finalists)" に選ばれました!!(2010.6.1)
    この賞は、博士課程在籍および博士課程修了後1年以内の有機化学、有機金属化学、無機化学を専門とする世界各国の優れた若手研究者に贈られるものです。
    本年8月にドイツ・ニュルンベルクで開かれる "3rd EuCheMS Chemistry Congress" にinviteされることとなりました。
    (左の写真は2009年7月Luxembourgで開かれたISNAでのL.T.Scott教授との写真)
    Reaxys Prizeへのリンクはこちら
    Elsevierのホームページ上の紹介記事へのリンクはこちら
    エルゼビア・ジャパンのホームページ上の紹介記事へのリンクはこちら
    3rd EuCheMS Chemistry Congressへのリンクはこちら
  • 最近J. Am. Chem. Soc.にアクセプトされた焼山佑美 博士(現 POSTECH博士研究員)らによるイミダゾールを基盤とした三重らせん型金属錯体の論文がWeb上に公開されました。(2010.5.3)

    リンクはこちら。是非ご一読ください。
    "Triple-Stranded Metallo-Helicates Addressable as Lloyd's Electron Spin-Qubits"
    (森田 靖・焼山佑美・中澤重顕・村田剛志・伊瀬智章・橋爪大輔・塩見大輔・佐藤和信・北川勝浩・中筋一弘・工位武治)
    J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 6944-6946.
  • GPC GPC 高速液体クロマトグラフシステム(島津 Prominence)に示差屈折計検出器(RID-10A、写真左1段目)を新たに取り付けました。(2010.4.28)

    77~500 Kまでの温度制御可能なクライオスタット(Oxford Optistat DN、写真右、UV-vis測定中)を導入しました。
    詳細はこちらをクリックしてください
  • イミダゾールが鎖状に連結したオリゴイミダゾールと金属イオンから構成される三重らせん型金属錯体の溶液状態および結晶状態における構造・電子磁気物性、量子ビットへの応用可能性に関する研究成果がJ. Am. Chem. Soc.(Communication, 3 pages) にアクセプトされました。(2010.4.28)
    焼山佑美 博士(現 POSTECH博士研究員)が中心となって行った研究です。

    "Triple-Stranded Metallo-Helicates Addressable as Lloyd's Electron Spin-Qubits"
    (森田 靖・焼山佑美・中澤重顕・村田剛志・伊瀬智章・橋爪大輔・塩見大輔・佐藤和信・北川勝浩・中筋一弘・工位武治)
    近日中にWeb上に公開される予定です。是非ご一読ください。
  • 研究室に博士研究員の朝倉 典昭 博士、北村 啓 博士、学部4年の村山 泰隆くんが新たに加わりました。(2010.4.1)
  • 上田 顕 (物性有機化学研究室D3)および西田辰介博士 (平成17年3月理学博士の学位取得、現 大阪市立大学理学研究科博士研究員) らによるコラヌレンを基盤とした曲面π共役型の安定ジラジカル誘導体についての論文がAngew. Chem. Int. Ed.のWeb上に公開されました。(2010.1.28)
    リンクはこちら。

    "Three-Dimensional Intramolecular Exchange Interaction in a Curved and Nonalternant π-Conjugated System: Corannulene with Two Phenoxyl Radicals"
    Ueda, A.; Nishida, S.; Fukui, K.; Ise, T.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.; Morita, Y.
    (上田 顕・西田辰介・福井晃三・伊瀬智章・塩見大輔・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
  • GPC GPC(日本分析工業 LC908)のオーバーホールを行い、ポンプやディテクターなど全体を新調しました。(2010.1.25)
    データ処理ソフト(JDS-100)を導入し、クロマトデータをコンピュータで処理できるようになりました。
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  • PDA 高速液体クロマトグラフシステム(島津 Prominence)にフォトダイオードアレイ紫外可視検出器(SPD-M20A、写真2段目)を新たに取り付けました。(2010.1.20)
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  • コラヌレンを基盤とした曲面π共役型の安定ジラジカル誘導体についての論文が Angew. Chem. Int. Ed. にアクセプトされました。(2010.1.14)
    上田 顕 (物性有機化学研究室D3)および西田辰介博士 (平成17年3月理学博士の学位取得、現 大阪市立大学理学研究科博士研究員) らによる論文です。
    "Three-Dimensional Intramolecular Exchange Interaction in a Curved and Nonalternant π-Conjugated System: Corannulene with Two Phenoxyl Radicals"
    Ueda, A.; Nishida, S.; Fukui, K.; Ise, T.; Shiomi, D.; Sato, K.; Takui, T.; Nakasuji, K.; Morita, Y.
    (上田 顕・西田辰介・福井晃三・伊瀬智章・塩見大輔・佐藤和信・工位武治・中筋一弘・森田 靖)
    近日中にWeb上に公開される予定です。是非ご一読ください。

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