愛知工業大学では「創造と人間性」をモットーに、科学技術の発展と人と地球にやさしいエンジニアを育成するための教育活動を実施しています。その一環として、次世代の子どもたちに愛知工業大学の特色を活かした「ものづくり」や「工学」に関する講座を開講しています。また、ロボットに関しては、開講当初からプログラム学習とロボットの製作を受講生自身の手で行う講座を実施してきました。2025年度からは新たな講座の実施方法として、年間を通じて受講できるクラスを準備しました。インテグレイティドクラス(総合クラス)、ロボットアドバンスクラス、科学実験ものづくりクラスの3つのクラスを開講します。
インテグレイティドクラス(総合クラス)では、自律型ロボットの製作をはじめとするものづくりや科学実験を年間を通じて実施します。自律型ロボットの授業では、複数のセンサーを利用したロボット製作や、ロボットを動かすためのプログラミングの基礎を学びます。ものづくりの授業では、ドライバーなどの基本工具からハンダ付けまでを経験し、さらに3Dプリンタを利用したものづくりにも挑戦します。科学実験の授業では、科学や工学の楽しさや面白さを体験できるオリジナル教材を使用して実験を行います。ロボットとものづくり、科学への学びのきっかけを通じて、将来の技術に役立つ経験を得ることができます。
自律型ロボットを製作し、ロボットを自律して動作させるプログラミングをノートパソコンと専用ソフトを使用して行います。教室内で使用するノートパソコンは貸出を致します。
受講生自らの手でロボット製作とプログラムに触れる場所となります。
ロボットの製作と共に、3Dプリンタの基礎から簡単な形状の出力までを体験する時間を準備しました。作製した自律型ロボットの一部品を設計し、3Dプリンタで出力をします。また、設計の時間では、3DCADを経験することもできます。3Dプリンタを活用したものづくりをぜひ体験してください。
ものづくりと合わせてオリジナルの教材を使用した工学にも触れる時間を準備しています。機械分野であるリンク機構を組み立てて、その動きを確認する時間(@)、風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーを学ぶ時間(A)、また可能性を考える独創的なものづくり(B)、ものづくりと実験で未来の科学と技術の可能性を探求します。
インテグレティドクラスは、昨年度までのロボット教室ベーシックコースを進化させた内容となっております。ロボットの製作のみならず、幅広い工学のものづくり体験ができるクラスにしました。ぜひ、ロボットが好きな子、ものづくりが好きな子、または、ものづくりやロボットに挑戦したい子、に参加していただければと思います。ご参加お待ちしております。