MESSAGE
生津研究室が大切にしていること
実学教育！
研究室の学生がスゴイ！
生津研究室は，電子顕微鏡の中でナノ（＝10⁻⁹）やマイクロ（＝10⁻⁶）サイズの機械構造物を創ったり，強度を測ったり，そして，材料を小さくすることで新たな機能を持たせたり，等，“小さい材料”に係る研究を行っています．“小さい材料”と聞くと地味な印象ですが，皆さんの身の回りにある携帯電話やパソコン等の電子機器，自動車や飛行機等の輸送機器，等に活用されています．
マイクロ・ナノ材料は，材質が同じでも，大きなサイズのときと異なる性質を示すことがあります．例えば，単結晶シリコンの強度は，ナノサイズになると10GPaを超え，これはミリサイズの数十倍です．このように“小さい”ことがもたらす新たな特徴を独自の実験技術で詳しく調べ，新たな発見や材料作りに繋げることが生津研究室での研究の醍醐味です．
生津研究室には，走査電子顕微鏡や集束イオンビーム装置，半導体加工装置，簡易クリーンルーム等の最新機器や施設があります．加えて，SEM内でカーボンナノチューブ等のナノ材料の強度をマイクロマシンの力を借りて実測するような独自の実験技術が多数あります．
生津研究室で，顕微鏡を介してしか見えない「マイクロ・ナノワールド」を体感し，愛工大発のユニークな研究をしてみませんか？
生津研究室では，マイクロ・ナノデバイスに関連する材料の開発と評価を中心に研究活動を行っています．材料作りでは，自作のスパッタリング装置を用いた機能性薄膜の開発や，発熱機能を持つ金属ナノ粒子の作製が主な仕事で，これらを使った応用研究も推進しています．材料評価では，薄膜やナノ構造材料の機械的特性を正しく計測するための独自技術開発や，デバイスの信頼性評価に係わる実験的研究を行っています．
私たちの研究が，我が国の安心・安全な社会構築や人類の健康と平和に少しでも役立てば幸せです．皆様に使っていただける材料や技術を提案していくこと，皆様がお困りの技術課題を共に解決していくことが，私たちの喜びです．そして，研究を通じて学生と共に“仕事”をし，仕事に対する心構えや厳しさを教え，結果が得られたときの喜びや達成感を共に味わい，国際社会に十分通用して貢献できるだけの知識・技術・耐力を備えた「仕事力」の高い，優れた人材が輩出することを大切にしています．
私たちの教育に対する考え方や研究の取り組みにご興味をお持ちの方は，お気軽にご連絡下さい．生津研究室一同，皆様とお仕事をご一緒できることを楽しみにしております．