各社のUNIXでサポートされているコマンドのうち、ハードウェア
依存性のあるものを除いたおおかたのコマンドをとりあげました。
コマンド名とそのコマンドの機能、対応とそして書式を記して
あります。
O
[P][r][S]
od・・・ファイルのダンプ{SVR}{BSD}
『書式』 od [option] [file] [[+] offset [.] [b] [label]]
『解説』 指定したファイル(file)をダンプ(8進、10進、16進、アスキー)する。
P
[O][r][S]
pack・・・ファイルの圧縮{SVR}
『書式』 pack [options] files
『解説』 ファイル(files)を圧縮する。
page・・・テキストファイルの1ページ毎の出力{BSD}
・moreコマンドを参照して下さい。
pagesize・・・システムのページサイズの出力{BSD}
passwd・・・パスワードの設定または変更{SVR}{BSD}
『書式』 passwd [options] [user]
『解説』 ユーザ名(user)に対応したパスワードを設定または変更する。
paste・・・複数ファイルの同一行のマージ{SVR}
『書式』 paste [options] file1 [file2]
『解説』 指定したファイル(file1 file2)で同じ行を連結する。
pc・・・pascal言語コンパイラ{BSD}
pcat・・・圧縮したファイルの内容出力{SVR}
『書式』 pcat files
『解説』 packコマンドで圧縮されたファイル(files)を復元する。
pdx・・・pascal言語デバッガ{BSD}
pg・・・テキストファイルの1ぺージ毎の出力{SVR}
『書式』 pg [options] [files]
『解説』 指定したファイル(files)または標準入力の内容を1画面毎に出力する。
pi・・・pascal言語のPコード・トランスレータ{BSD}
pix・・・pascal言語インタプリンタ{BSD}
plot・・・グラフ出力(プロッタ)用のフィルタ{BSD}
『書式』 plot [options] [files]
『解説』 ファイル(files)または標準入力からコマンドを読み込み、グラフをプロットする命令を作成する。
pmerge・・・pascal言語ファイルのマージ{BSD}
popd・・・スタックからのディレクトリのポップアップ{CSH}
『書式』 popd [option]
『解説』 ディレクトリスタックの先頭を削除し、ワーキングディレクトリを2番目のエントリに変更する。
pr・・・プリンタ印刷用のフィルタ{SVR}{BSD}
『書式』 pr [options] [files]
『解説』 指定したファイル(files)をプリンタ出力に適した形式でフォーマットして標準出力に書き出す。
print・・・ラインプリンタに対する出力要求
『書式』 print [files]
『解説』 指定したファイル(files)をprコマンドでフォーマットし、lprコマンドでプリンタ出力する。
printenv・・・環境変数の値の出力{BSD}
『書式』 printev [var]
『解説』 現在の環境変数の値を出力する。
prmail・・・電子メールの読みだし{BSD}
prof・・・プロファイルデータの出力{SVR}{BSD}
prs・・・SCCSファイルの出力{SVR}
ps・・・現在のプロセスの状態の出力{SVR}{BSD}
『書式』 ps [options]
『解説』 現在のプロセスの状態を出力する。
pti・・・写植機用インタプリタ{BSD}
ptx・・・キーワードによるインデックス出力{BSD}
pushd・・・ディレクトリのスタックへの格納{CSH}
『書式』 pushd [option] [dir]
『解説』 ディレクトリ名をディレクトリスタックに格納する。カレントディレクトリも変更される。
pwd・・・ワーキングディレクトリのパス名の出力{SVR}{BSD}
『書式』 pwd
『解説』 現在のワーキングディレクトリのパス名を出力する。
px・・・pascal言語インタプリタ{BSD}
pxp・・・pascal言語実行プロファイラ{BSD}
pxref・・・pascal言語クロスリファレンス{BSD}
R
[O][P][S]
ranlib・・・アーカイブファイルのランダムファイルへの変換{BSD}
ratfor・・・構造化FORTRAN言語{BSD}
rcp・・・リモートシステム間でのファイルのコピー{SVR}{BSD}
『書式』 rcp [option] file1 file2 , rcp [option] files dir
『解説』 ネットワークで結合されているマシン間でファイルのコピーを行う。
refer・・・nroffおよびtroffのプリプロセッサ{BSD}
reset・・・端末オプションのリセット{BSD}
『書式』 reset
『解説』 sttyコマンドで設定したオプションを元に戻す。
rev・・・テキストファイルの1行を逆順に出力{BSD}
『書式』 rev [files]
『解説』 入力したファイル(files)の各行の文字を逆順にして出力する。
rlogin・・・リモートシステムへのログイン{SVR}{BSD}
『書式』 rlogin [options] hostname , rlogin hostname [options]
『解説』 ネットワークで結合されているリモートマシン(hostname)にログインする。
rm・・・ファイルの削除{SVR}{BSD}
『書式』 rm [options] files
『解説』 指定したファイル(files)を削除する。
rmail・・・リモート電子メール{SVR}{BSD}
『書式』 rmail [user]
『解説』 uucpコマンド用の電子メールユーザ(user)を送る。
rmdel・・・SCCSデルタの削除{SVR}{BSD}
rmdir・・・ディレクトリの削除{SVR}{BSD}
『書式』 rmdir dirs
『解説』 指定したディレクトリ(dirs)を削除する。
rsh・・・リモートシステムでのシェルの起動{BSD}
『書式』 rsh [options] hostname [cmd] , rsh hostname [options] [cmd]
『解説』 指定したコマンド(cmd)をローカルエリアネットワークで結合されたリモートマシン(hostname)で実行する。
rsh・・・限定機能シェル{SVR}
ruptime・・・ローカルネットワーク上のマシンの稼働状況報告{SVR}{BSD}
『書式』 ruptime [options] [hostname]
『解説』 ローカルエリアネットワーク上の各マシンの稼動状況を出力する。
rwho・・・ローカルネットワーク上のユーザ状況報告{SVR}{BSD}
『書式』 rwho [options] [users]
『解説』 ローカルネットワークで結合されたマシンにログインしているユーザの情報を出力する。
S
[O][P][R]
sact・・・SCCSファイルの編集作業状況の出力{SVR}{BSD}
sccsdiff・・・SCCSファイルの2つのファイルの内容比較{SVR}{BSD}
script・・・端末上でのセッションの記録{BSD}
『書式』 script [option] [file]
『解説』 ユーザの端末に出力されるすべての情報を、指定したファイル(file)に格納または追加する。
sdb・・・シンボリックデバッガ{SVR}{BSD}
『書式』 sdb [option] [objfile [corefile [dirs]]]
『解説』 指定された実行形式ファイルをシンボリックデバックする。
sdiff・・・2つのファイルの行毎の相違比較{SVR}
sed・・・ストリーム(非会話型)エディタ{SVR}{BSD}
『書式』 sed [options] [files]
『解説』 テキストファイル(files)を読み込み、スクリプトに従った編集を行い、結果を標準出力に書き出す。
sendbug・・・バグレポートの出力{BSD}
set・・・シェル変数値の出力または設定{CSH}
『書式』 set [option]
『解説』 シェル変数(var)の値の設定および値を出力する。
setenv・・・環境変数値の出力または設定{CSH}
『書式』 setenv [name [value]]
『解説』 環境変数(name)の値の設定または値を出力する。
sh・・・標準シェルの起動{SVR}{BSD}
『書式』 sh [options] [arg]
『解説』 Bシェルを起動する。
size・・・実行形式ファイルの各セクションの大きさの出力{SVR}{BSD}
『書式』 size [options] [files]
『解説』 指定したオブジェクトファイル(files)の各セクション(TEXT、DATA、BSS)のサイズを出力する。
sleep・・・コマンド実行の一時中断{SVR}{BSD}
『書式』 sleep time
『解説』 指定された時間(time)だけのコマンドの実行開始を遅らせる。
sort・・・ファイルのソートまたはマージ{SVR}{BSD}
『書式』 sort [options] [files]
『解説』 指定されたファイル(files)のすべての行をソートし、標準出力に書き出す。
sortbib・・・目録のソート{BSD}
source・・・環境設定ファイルの内容のコマンド実行{CSH}
『書式』 source [option] file
『解説』 指定されたファイル(file)からコマンドを読み取り実行する。
spell・・・英文スペルチェッカ{SVR}{BSD}
spellin・・・スペルリストへの追加{SVR}{BSD}
spellout・・・スペルリストからの削除{BSD}
spline・・・スプライン曲線の補間座標の計算{BSD}
『書式』 spline [options]
『解説』 標準入力からx、y座標値を読み込み、スプライン曲線のための補間座標の組を出力する。
split・・・ファイルの分割{SVR}{BSD}
『書式』 split [option] [file [name]]
『解説』 指定したファイル(file)を指定した数の行数に分割し、別のファイル(name)に出力する。
stat・・グラフィックス用統計ネットワーク{SVR}
stop・・・ジョブの停止{CSH}
『書式』 stop [jobs]
『解説』 指定したジョブを停止させる。
strings・・・オブジェクトファイル中の表示可能文字の出力{BSD}
strip・・・オブジェクトファイル中のシンボル表またはリロケーション情報の削除{SVR}{BSD}
struct・・・構造化FORTRAN言語{BSD}
stty・・・端末オプションの出力または設定{SVR}{BSD}
『書式』 stty [options]
『解説』 現在の標準出力となっている端末装置のオプションを設定する。
style・・・文書中の文体の解析{BSD}
su・・・一時的なスーパーユーザまたは新ユーザへの切替え{SVR}{BSD}
『書式』 su [options] [name]
『解説』 ユーザ id を一時的に他のユーザ(name)に変更する。
sum・・・ファイルのチェックサムおよびブロック数の出力{SVR}{BSD}
『書式』 sum file
『解説』 指定したファイル(files)のチェックサムとブロック数を出力する。
symorder・・・ネームリストの再構成{BSD}
sync・・・スーパーブロックの更新{SVR}{BSD}
[O]
[P]
[R]
[S]
[A〜Cのコマンド]
[D〜Gのコマンド]
[H〜Nのコマンド]
[T〜Zのコマンド]