武田 亘平
形状記憶合金の力学的特性について研究します.形状記憶合金は通常の金属の数十倍もの変形を与えても加熱すると元の形状に戻る特性があります.これは,マルテンサイト変態と呼ばれる結晶構造の変化によって生じ,逆変態でその形状が元に戻るためです.形状記憶合金を用いたアクチュエータなどを設計する場合には変形特性や疲労特性などを把握することが重要です.そのため,本研究室では,引張試験および疲労試験などさまざまな試験を行いその力学的特性の解明に取り組んでいます.また,3Dプリンターを用いたものづくりにも取り組んでいます.3Dプリンターを用いると複雑な形状の物が今までより速く製作することが可能です.したがって,本研究室では,3Dプリンターを用いて新たな製品開発プロセスを構築したいと考えています.