佐藤 一雄
マイクロ・ナノ工学は,自動車・産業機器・モバイル機器の進歩を支えるマイクロセンサ,マイクロマシンを次々に生み出しています.当研究室では,これまでの機械工学で無視されてきた微小寸法領域の機械物理現象を研究します.さらに,マイクロセンサをつかったヒトの健康管理など,マイクロ応用システムを研究します.現在進行している具体的な研究課題は以下の三つです.
① シリコンの微細加工で実現するマイクロ3次元構造体製造プロセスの研究・開発
② マイクロマシンの信頼性にかかわる単結晶シリコン材料の機械特性の解明と評価技術
③ MEMSセンサを応用したヒトの健康管理システムの提案と評価
学生諸君には,機械の基礎知識をしっかり学んだうえで,新分野の課題に挑戦してほしいと期待します.
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教授 佐藤 一雄
専門分野 マイクロ・ナノ工学
MEMS シリコン単結晶の機械物理・化学特性
担当授業科目 機械材料(学部1年)
マイクロ・ナノ工学(学部4年) マイクロ・ナノ特論(大学院前期課程)
所属学会 日本機械学会
精密工学会 電気学会
取得学位 工学博士(1982/12 東京大学)
自己PRメッセージ
マイクロ・ナノメータ領域の物理と応用(MEMS)で機械工学に新風を吹き込みました.国内外で学際的に幅広い人脈を持ち,新産業の芽を育てています.
教育・研究基本方針
マイクロ・ナノ領域の機械物理現象を研究し,産業界のマイクロマシン(MEMS)製品開発・設計・製造に貢献します.「産業に役立つ基礎研究」を推進します.
在学生に向けたメッセージ
私は産業界で24年,学界で20年の経験をもつので,学生諸君の将来設計の相談も歓迎します.諸君には工学を学んだという自信を着けて世に送り出します.
高校生,受験生に向けたメッセージ
理系に興味を持つ諸君に,工学の面白さをぜひ感じてほしい.学んだ知識を駆使し,様々な制約条件のもとで,現実社会のシステムを実現していく工学は面白い.