中山 雄行
流体力学関連とピアノ関連の研究について概要を説明します。まず、流体力学関連の研究ですが、最初に挙げられるのは渦の定義です。渦というと、鳴門の渦や台風や銀河等よく知られた流れの運動ですが、まだ渦の物理的な定義は完成されていません。理論物理学の未解決の難問と言われる乱流理論も、この渦が乱流の主要な要因です。一方、この渦は、日常生活や社会に大きく関わっています。万葉集で歌われるだけでなく、楽器の音、また工学の分野では飛行機や車等の推進や騒音、発電分野等非常に多分野に関わり、性能や環境に大きく影響を与えています。そこで、当研究室では、新しく物理量を創造してこの渦を数学的、物理的に定義し、これを基に流れに潜む渦を抽出して可視化、強さを評価する理論と数値解析(コンピュータによるシミュレーション)を構築しています。
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講師 中山 雄行
専門分野 数理物理
数値解析 芸術工学
担当授業科目 プログラミング
機械製図1 機械製図2
所属学会 日本機械学会
取得学位 工学修士(1991/03 名古屋大学)
自己PRメッセージ
自然科学の不思議や理を探り、これを通して社会や工学/文明だけでなく文化に貢献する研究を目指しています。また、研究対象は自然から芸術、人間まで様々です。
教育・研究基本方針
1.未知なる自然現象の解明から社会への貢献(哲学的、工学的、理学的貢献)
2.社会の調和に導く研究を目指す
3.自然の理を示す簡素な数理を求める
在学生に向けたメッセージ
以下の理念で学生は勉学に励んでいます。
1. 大志を立てる  2. 気付いていない能力の開花を探ろう
3. 現象に隠された実相を見極める力をつける
4. 自他の可能性を信じ、あきらめない  5. 学問を通して人間性を学ぶ
高校生,受験生に向けたメッセージ
ものの見方や考え方、また何が真実で本質かを見極める力をつけることが大学の目的であり、また自分自身を支えます。この様な観点から進路を考えてみては如何でしょうか?