松室 昭仁
マイクロ・ナノマシンの実現に向けて,原子・電子・分子などの極微な物質の制御して超微細加工技術の確立を行う.現在,直径が数nm-数十nm,長さ数μmのカーボンナノチューブ(CNT)を走査型トンネル顕微鏡の探針として用い,トンネル電流を試料表面-探針に流すことによりナノスケールレベルの高アスペクト比(長さ/直径)穴加工や盛り上がり加工を実現している.また,スパッタリング法により薄膜形成を行い,原子間力顕微鏡で引掻くことにより微小領域でのトライボロジー特性や電子顕微鏡を利用して組織変化を観察することにより実用上重要な機械的性質の評価を行っている.さらに,生体材料として利用されているハイドロキシアパタイトやチタンの擬似生体液中でのマイクロトライボロジ-特性の評価も行っている.
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教授 松室 昭仁
専門分野 マイクロ・ナノマシンニング
薄膜物性 トライボロジー
担当授業科目 生産加工学1
生産加工学2 マイクロ・ナノ工学
所属学会 日本機械学会
精密工学会 日本材料学会
取得学位 工学博士(1991/12 名古屋大学)
自己PRメッセージ
既存の機械工学の枠にとらわれずマイクロ・ナノスケールでの新しい分野を開拓しています.
教育・研究基本方針
ポイントをイメージでとらえる教育を行なっています.また,研究では目では見えない極微の世界で働く機械の基本技術の開発にチャレンジします.
在学生に向けたメッセージ
大学生生活は最も自由となる時間がある貴重な一時期です.学業以外にも自分で責任がとれる範囲で何事にもおおいに挑戦しよう.
高校生,受験生に向けたメッセージ
大学は社会で貢献するために,能力を高める大切な時期です.オープンキャンパスなどに積極的に参加して自分の将来像に合った学部や専攻を慎重に選びましょう.