櫛田玄一郎
現在化石燃料の枯渇などのエネルギー不足あるいは大気汚染,地球温暖化などの環境問題が深刻な状況になっています.当研究室では,エネルギー問題や環境問題に関連して,熱工学の分野のうちとくに伝熱および燃焼に関する研究を行っています. 当研究室の研究内容は基礎的研究と応用的研究の二つに大別されます.基礎的研究としては,伝熱および燃焼現象の基礎を理解する目的で,主にコンピュータを用いた数値解析により熱流体の非定常挙動の機構の解明を行っています.具体的には,燃焼に伴う浮力流れによる火炎の非定常挙動に関して重力の影響について調べています.また,固体の燃焼について,着火および引き続き起こる火炎の燃え拡がり現象について数値解析を行い,その燃焼機構を解明する研究を行っています.さらに,噴流の三次元非定常挙動およびその混合機構について検討を行っています.
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教授 櫛田玄一郎
専門分野 熱工学
伝熱工学 燃焼工学
担当授業科目 熱力学1
伝熱工学 機械工学実験2
所属学会 日本機械学会
日本伝熱学会 日本燃焼学会
取得学位 工学博士(1988/03 名古屋大学)
自己PRメッセージ
熱問題に関して実験だけではなく,数値解析やそれに用いる解析プログラムの作成も行っています.また国内や海外の他大学ともいくつかの共同研究を行っています.
教育・研究基本方針
最終的な複雑な熱工学の問題解決に応用できるように,基本的な基礎知識を習得させることを目標として指導しています.
在学生に向けたメッセージ
授業や卒業研究を通して,「学習した機械工学の知識を応用して,自ら自主的に考えて問題解決ができる技術者」になって下さい.
高校生,受験生に向けたメッセージ
これからの社会での重要問題となるエネルギー問題や環境問題の解決を目指して,愛工大の機械学科で熱工学やエネルギー工学を勉強しませんか?