藤村 俊夫
昨今の自動車を取り巻く環境の中で、エネルギーセキュリティー、大気汚染、地球温暖化が最重要課題であり、これらに対応するため自動車の低燃費化、CO2削減、排気ガスのクリーン化が急務となっています。動力工学研究室の主要なテーマとしては、①ディーゼルエンジンの燃費性能の更なる向上と、排気ガスのクリーン化を可能とする低流動・低圧縮燃焼コンセプトの確立、②ガソリンエンジンの高圧縮比化による燃費改善技術の確立(具体的には課題となる、異常燃焼メカニズムの解明とその対策)、③エンジン内の熱輸送(ヒートパイプ)による冷間時機械損失の低減があげられ、その他を含めエンジンの効率改善に関わる全8テーマを推進しています。シーズ探索にはじまり、量産化に反映できる新技術の研究・開発を進めたいと考えています。
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教授 藤村 俊夫
専門分野 内燃機関工学
自動車工学 熱力学
担当授業科目 熱力学
自動車工学概論 エネルギー変換工学(大学院博士前期)
所属学会
日本機械学会 自動車技術会
取得学位 博士(工学)(2013/12 愛知工業大学)
自己PRメッセージ
自動車会社のエンジン技術者から転身し4年目となりますが、エンジンを含めた自動車の効率改善に向けた研究を進め、自動車業界の発展に貢献したいと思います。
教育・研究基本方針
基本を学び、物造りを通して専門知識の必要性を理解してもらう。研究においては、計画立案、実行、確認、推進のサイクルをうまく回す事を習得してもらう。
在学生に向けたメッセージ
大学とは幅広い知識を身に付けるだけではなく、授業、研究を通して人間関係を築き、モラル等を学んでいく場とも考える。人を思いやる心を大事にしましょう。
高校生,受験生に向けたメッセージ
最近若い人の自動車離れが話題になっています。当大学に入学し、物造りを通してエンジン、自動車の楽しさを勉強し、是非車ファンになって下さい。