江上 泰広
エアバスA380に代表されるような大型旅客機は数%燃費を向上させるだけでドラム缶何本もの燃料を節約できます.適切な機体設計を行うためには,航空機 上で生じる流体現象を詳細に測定して理解することが必要です.本研究室では流体をキーワードに,光学的な測定方法の開発や流体現象の解明を行います.
1.機能性分子センサを開発し,航空機の翼上の流れやマイクロ流などの流体現象の解明を行います.
2.新幹線のパンタグラフなどから発生する空力騒音を低減する研究を風洞を用いて行います.
3.翼の上には境界層と言われる薄い層が形成されこれが層流から乱流へと遷移すると抵抗が増大します.この三次元的な境界層の乱流遷移現象を実験的に調べ,制御することで抵抗を減少させる研究を行います.
操作パネル 研究室一覧 前へ 後へ
教授 江上 泰広
専門分野 航空宇宙工学
流体工学 極限流体計測
担当授業科目 流体力学 I
流体力学 II 流体システム
所属学会 アメリカ航空宇宙学会
日本機械学会
取得学位 博士(工学) (1997/03 東北大学)
自己PRメッセージ
日本とドイツの航空宇宙系の研究所で流体計測技術の開発に携わり,大型風洞での航空機開発試験を行い,現在も国内外の大学・研究機関と共同研究を行っています.
教育・研究基本方針
まずは何事も楽しんで取り組むことが大切だと考えます.基礎的な学習を大切にし,物事を多面的に見る力をつけ,問題を解決する思考能力を養います.
在学生に向けたメッセージ
自分から積極的に動くことで,自分の力を本当に大きく伸ばすことができると思います.目標を高く掲げ,夢の実現に向け充実した学生生活を送ってください.
高校生,受験生に向けたメッセージ
機械学科で学ぶ4力学(流体,熱,機械,材料の各力学)は技術者には必須の学問です.夢をかなえるため,私たちと一緒に学びましょう.