ファーストルック
NOKIA 3650(第1回)


http://www.nokia.com/phones/3650/index.html

 Nokia3650は人気のあったスマートフォンNokia7650の後継機だ。標準でビデオ録画をサポートした他、トライバンドになってアメリカでも使えるようになった。また、デザインが斬新で、カバーの着せ替えもできる。今回は、このNokia3650のファーストインプレッションをお送りする。なお、ここではNokia7650より進化した部分を中心にレビューする。Nokia3650はNokia7650が持っていた機能はすべて含むので、その部分については、過去のNokia7650のレビューを参考にしてもらいたい。なお今回試用したのはファームウェアV1.34(25-11-2002 NHL8)の製品。


Nokia7650との比較:

 まず、Nokia7650とNokia3650を比較してみよう。大きなところでは、デュアルバンドからトライバンドへの変更、ビデオ録画の標準サポート、外部メモリといったところだろう。もちろん、デザインも大きく変わっている。Nokia7650から後退した点は、長さが長くなったことと、ディスプレーが小さくなったこと。長さは長いが重量的にはNokia3650の方が軽くなっている。また、Nokia7650のスライド式キーパッドは無くなり、キーは外に出ている。その分ディスプレーが小さくなったということだ。

Nokia3650とNokia7650のスペック比較
3650 7650
ネットワーク EGSM900, GSM1800/1900 EGSM900, GSM1800
重量 130g 154g
大きさ 130mm x 57mm x 26mm 114mm x 56mm x 26mm
ディスプレー 4096色カラーTFT
176×208ピクセル
4096色カラーTFT
208×320ピクセル
バッテリー BL-5C(850mAh, Li-Ion) BLB-2(830mAh, Li-Ion)
通話時間 2-4時間 2-4時間
待ち受け時間 150-200時間 100-150時間
カバー 6色
(
Xpress-on covers:取り替え可)
1色
OS Symbian6.1(Series60) Symbian6.1(Series60)
Processor ARM-9 104MHz ARM-9 104MHz
ユーザメモリ 内蔵メモリ(3.6MB)
外部メモリ
  (3VMMCメモリーカード)
内蔵メモリ(3.6MB)
SMS MMS/PictureMessaging/Chat MMS/PictureMessaging
E-mail POP3/SMTP/IMAP4 POP3/SMTP/IMAP4
データ通信 CSD/HSCSD(43.2kbps)/GPRS(40.2kbps) CSD/HSCSD(43.2kbps)/GPRS(40.2kbps)
WAP WAP2.0/XHTML WAP1.2.1
カメラ 640×480 640×480
ビデオ録画 3GP形式 非サポート
(サードパーティのMP4レコーダー有)
ビデオ再生 RealOneプレーヤー
(3GP、MP4形式)
非サポート
(サードパーティのRealOneプレーヤー有)
Bluetooth サポート サポート
赤外線 サポート サポート
JAVA J2ME(MIDP1.0) J2ME(MIDP)
スクリーンセーバー
着信音 和音(Midi,WAV) 和音(Midi,WAV)
MP3プレーヤー オプション
(サードパーティのプレーヤー有)

(サードパーティのプレーヤー有)
FMラジオ オプション
Bluetoothヘッドセット サポート(英語版のみ) 非サポート

サイズ比較
Nokia3650 Nokia7650 ICテレフォンカード
130mm x 57mm x 26mm 114mm x 56mm x 26mm 86mm x 54mm
130g 154g -

 


ファーストコンタクト:

 箱の中には本体のほかに、バッテリー(BL-5C)、充電器(ACP-12X、100-240Vワールドタイプ)、ステレオヘッドセット、マニュアル、MMCメモリーカードが入っている。MMCメモリーカードは16MBのもので、既にビデオクリップが入っている。CD等のソフトは無く、PC Suite等のソフトはNokiaのページからダウンロードする。Nokia7650より長さが長くなったが、それほど大きさは感じない。下部が丸くなっているデザインも影響してか、比較的コンパクトな印象だ。むしろ重さが軽くなった分、Nokia7650より小さく感じる。背広やワイシャツの胸ポケットにも問題なく収まる。デザイン的には意見が分かれるところだろうが、個人的には遊び心があって良いのではないかと思う。
 ダイヤルキーは特徴的な形をしている。キーが丸く配置されており、上部にナビゲーションキーが付いている。(ちなみにキー配置は丸いが回転するわけではない。)キーの使い勝手はまあそれほど悪くも無い。ただ、ブラインド入力には慣れが必要だ。ナビゲーションキーは4方向+プッシュ(決定)。決定のプッシュがミスしやすく移動になってしまうことがあるが、全体的に見ればメニューの選択等する上で使いやすい。

箱の中には、本体、充電器、バッテリー、ステレオヘッドセット
マニュアル、ビデオクリップが入った15MB MMCメモリーカード


手に持つとこんな感じ ダイアル部分は特徴的
 

 SIMやMMCメモリーカードはバッテリーの裏に入れる。バッテリーは容量が増え、待ちうけ時間も若干延びた。
 また、Nokia3650はXpress-onカバーが使える。すなわち、カバーを外して着せ替えることができる。カラーは全6色用意されている。

 

SIMとMMCはバッテリーの裏
 
カバーが外せる
  

Xpress-onカバーは全6色


デフォルトの待ち受け画面
メニュー
 

・・・第2回へ続く

協力:テレコム新宿店


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