ファーストルック
NOKIA 3650(第2回)


http://www.nokia.com/phones/3650/index.html


カメラ:

 内蔵カメラはNokia7650と同じく640×480ピクセル。背面についている。レンズはガラス窓で保護されているものの、Nokia7650のようなカバーが無いので、窓が傷ついて画質が落ちないか多少心配な面はある。(実際、窓に手垢が付いていると、画質がかなり落ちる。)使用しているレンズはスペック上はNokia7650と同じ3.5mm 1:2.8であるが、撮影エリアが広くなっている。Nokia7650に比べ画質はかなり良くなった。SonyEricssonP800並みのレベルだ。ただ、シャッターの反応が若干遅い。撮った画像は、本体メモリのほかに外部メモリにも保存できる。

カメラは カメラ撮影画面 High Qualityモードで撮影
(画像をクリックすると大きくなります。)

ビデオ:

 Nokia3650の大きな変更点のひとつがビデオレコーダー機能の標準サポート。最大約95kB(約5-20秒)の録画ができる。サポートする録画形式は3GPだ。再生は標準でインストールされているRealOneプレーヤーでできる。その他ダウンロードしたMPEG-4形式のファイルもRealOneプレーヤーで再生可能だ。ただし、Nokia3650で撮影したビデオをPCに転送して再生する場合は、3GPに対応したプレーヤーが必要。3GP対応のプレーヤーには、Nokia Multimedia PlayerやPhilips Digital NetworksのPlatform4Player等がある。


ビデオ撮影画面 撮影した3GPビデオ
画像をクリックすると再生されます
(PCで再生するには別途3GP対応
プレーヤーが必要)
RealOneプレーヤーでの再生

メモリ:

 Nokia3650では外部メモリもサポートされた。サポートするのは3VのMMCメモリーカードだ。標準で16MBのMMCメモリーカードが付いており使用できる。これで大容量ファイルを扱うことができるし、PCとのデータの受け渡しも簡単になった。また、このメモリーカードに本体のデータのバックアップをとることもできる。NOKIAでは純正オプションとして64MBのMMCメモリーカードDTS-64も販売している。また、IO DATAの128MB MMCメモリーカードMMC2-128Mも試してみたが、正常に認識された。ちなみに、MMCカードの上位互換であるSDカードも試してみたがこちらは認識させることはできなかった。

付属のMMCメモリーカード(16MB) NOKIA純正のMMCメモリーカード
DTS-64 64MB
 

Bluetoothヘッドセット:

 Nokia3650では、Bluetoothヘッドセットもサポートされた。手ぶらで会話ができる。ただし、現段階では英語バージョンのNokia3650でのみサポートされている。中国語バージョンでは使えない。またNokia純正のBluetoothヘッドセットHDW-2しか使えない。SonyEricssonのBluetoothヘッドセットHBH-30等は今のところ使えないようなので注意が必要だ。

Nokia純正BluetoothヘッドセットHDW-2
 

消えた機能:

 Nokia3650はNokia7650の機能をほとんど持っているが、一部消えた機能もわずかであるがある。その1つが、ハンズフリーモード切替用のセンサー。Nokia7650ではハンズフリーモードになっていても、耳に携帯を近づけると自動的に通常モードに切り替わった。Nokia3650ではこの機能が無い。
 

Nokia7650にはあった
ハンズフリー切り替えのセンサー

 Nokia3650はNokia7650から大きく進化した。特に外部メモリのサポートは大きい。スマートフォンでは自分でアプリケーションをインストールしてカスタマイズできる点が大きな利点だが、Nokia7650ではメモリ容量の問題があった。Nokia3650ではその心配が無くなった。また、トライバンドのサポートで、アメリカなどへ行く場合も使える。すでにNokia7650を持っている人でも欲しく成るような1台だ。


協力:テレコム新宿店


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