製品レビュー NOKIA7650 (第1回)


http://www.nokia.com/phones/7650/index.html

NOKIA7650はSymbianOSを採用したスマートフォンです。カメラを内蔵し、カラーでNOKIAの最上位機種となります。
このレビューでは、NOKIA7650についての使用感などをレビュー致します。

基本スペック
メーカー名 NOKIA
OS Symbian 6.1
機種名 7650
ネットワーク GSM900/1800 EGSMサポート
重量 154g
大きさ 114mm x 56mm x 26mm
ディスプレー 4096色カラー
通話時間 2-4時間
待ち受け時間 100-150時間

今回レビューに使用したNOKIA7650は、ファームウェアVer.3.12(2002年6月18日)。
テレコム新宿店さんからお借りしたもの。


ファーストルック:

 第1印象は意外に小さいということ。持ち運び時に邪魔になる感じではない。背広の内ポケットに入れていても違和感の無いサイズだ。スマートフォンのNokia9210と比べてかなり小さくなっている。重さも154gと、Nokia9210の244gよりもかなり軽い。ローエンドモデルのNokia3315とも長さはほぼ同じ。幅と厚さが多少大きいぐらいだ。キーはスライド式で出てくる。スライドも片手でスムーズに行うことができる。スライドさせたときの長さは約155mm。Nokia9210とほぼ同じ長さとなる。

箱の中には、本体、充電器、イヤホン、
マニュアル、CD-ROMが


テレフォンカードと並べてみる 手に持つとこんな感じ スライドするとキーが出てくる 横から見るとこんな感じ
 
携帯電話サイズ比較
Nokia9210 SonyEricssonP800 Nokia7650 Nokia3315 SonyEricssonT68i
158mm x 56mm x 27mm 117mm x 59mm x 27mm 114mm x 56mm x 26mm 113mm x 48mm x 22mm 101mm x 48mm x 20mm
244g 158g 154g 114g 84g

 サポートするネットワークはGSM900/1800(EGSMサポート)。北米で使われているGSM1900をサポートしていない点は非常に残念だ。

 ディスプレーはTFT液晶。35mm x 41mm、176 x 208ピクセルの大画面で4096色カラーと成っている。SonyEricssonT68iの256色ディスプレーと比べると、段違いに綺麗である。明るい屋外でもディスプレーはよく見える。また、ライトセンサーを持ち、明るいところではバックライトやキーライトを切るなどの自動調整機能がある。
 待ち受け画面は7650で撮影した画像や、PCから送った画像を設定できる。標準のスクリーンセーバーは「日付/時刻」と「任意のテキスト」の2種類だけだが、Nokia7650用のスクリーンセーバが発売されていて、任意のアニメーションにすることもできる(PSILoc)。

標準待ち受け画面 右上にライトセンサー 内蔵カメラで撮影した写真や
PCから送った画像を待ち受け
画面にすることもできる
 
標準のスクリーンセーバー アナログ時計 スポットライト スターライト
市販のスクリーンセーバーもある

 スライドして出てくるキーはシンプル。クリック感も悪くない。また、4方向ジョイスティックはやわらかいゴムキャップでカバーされており、操作しやすい。4方向の移動およびプッシュによる選択機能を持つ。

 
上部に赤外線ポート、
外部スピーカー、
ヘッドセット用コネクタ
右側面に電源兼プロファイル
切り替え用ボタン
左側面にボイスキー 下部に充電用端子

 メニューはディスプレーの左下にあるボタンをクリックすると表示される。アイコンメニューでわかりやすい。また、メニューボタンを長押しすると、開かれているアプリケーションが表示され、ダイレクトに飛ぶこともできる。

メニューボタン メニュー オープンしているアプリに
直接飛ぶこともできる
リスト形式のメニュー表示もできる

バッテリー:

 バッテリーはLi-ionバッテリーのBLB-2(750mAh)。残念ながら大容量バッテリーは無い。バッテリーは本体裏側のカバーを外して入れるが、少しカバーががたつく(まあ、実際使用しているときはそれほど気にはならないが)。標準添付の充電器はACP-12Xで、100-240V対応だから日本国内でも充電可能。ただし、コネクタ形状がイギリスなどで使われているBFタイプのため、変換アダプタが必要だ。

 カラーディスプレー機ということでバッテリーの持ちは気になるポイント。公称値では通話時間2-4時間、待ち受け時間100-150時間と成っている。T68i等と比べると1/3程度の値だ。ディスプレーが大きいことが影響しているのかもしれない。実際使った感じでは、1日20分程度の通信及び30分程度のアプリケーションの使用、Bluetooth ONの状態で、2,3日のバッテリーの持ちであった。まあ実用範囲内だろう。利用が少なければ4−7日程度持つと考えられる。

バッテリー 充電器 日本で充電するには
変換アダプターが必要

SIM:

 Nokia7650のSIMの挿入場所は少し変わっている。裏側の上部のカバーをスライドさせることにより、挿入場所が現れる。カバーは少し固いが、SIMの出し入れはし易い。


電話帳:

 Contact(電話帳)には、"First name"、"Last name"、"Company"、"Job title"、"Telephone"、"Mobile"、"Fax"、"E-mail"、"Pager"、"URL""Address"、"Birthday"、"Note"といった様々な情報を登録できる。また、複数の電話番号を登録することもできる。複数の電話番号やSMS番号などを登録した場合は、デフォルトでどれを使うか設定ができる。その他、スピードダイヤル、音声ダイヤル、送信者別の着信音の機能も持つ。また、グループ登録機能も持ち、複数の相手に一度にSMSを送ったりもできる。
 また、Nokia7650では電話帳に相手の顔などを登録しておくことにより、電話がかかってきた相手を画像で表示したり(ただし、番号非通知では無いとき)、発信するときに相手の顔を出したりすることができる。

Contact(電話帳) 情報を登録 デフォルトで使う番号を
登録できる
画像も登録できる
 
スピードダイヤルを登録 グループ登録
 
着信時や発信時に
相手を名前と画像で表示

・・・・・第2回へつづく


このレビューは、テレコム新宿店さんのご協力でお送りしております。


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