D〜Gまでのコマンド


各社のUNIXでサポートされているコマンドのうち、ハードウェア
依存性のあるものを除いたおおかたのコマンドをとりあげました。
コマンド名とそのコマンドの機能、対応とそして書式を記して
あります。

D [E][F][G]


date・・・日付の出力と設定{SVR}{BSD}



『書式』 date [options] [mmddhhmm [yy]] [+format]
『解説』 日付・時刻の設定および出力をする。

dbx・・・プログラムのソースレベルのデバッガ{BSD}



『書式』 dbx [options] [objfile [corefile]]
『解説』 指定された実行形式ファイル(objfile)をそれぞれの言語(C,Passcal,FORTRAN77など)のソースレベルでデバッグする。

dc・・・卓上計算用プログラム{SVR}{BSD}



『書式』 dc [file]
『解説』 ファイル(file)の内容を読み込み、高精度の計算を行う。

dd・・・ファイルのフォーマット変換およびコピー{SVR}{BSD}


『書式』 dd options
『解説』 指定した入力ファイルをフォーマット変換した上で出力する。

delta・・・SCCSファイルへのデルタの登録{SVR}




deroff・・・nroff,troff構文の除去{SVR}{BSD}



『書式』 deroff [options] [files]
『解説』 指定したファイル(files)中に記述されたroff系の構文をすべて取り除き、この残りの部分を標準出力に書き出す。

df・・・ファイルシステムに関する情報の出力{SVR}{BSD}



『書式』 df [option] [filesystems] [files]
『解説』 マウントされているファイルシステム(filesystems)の空き領域などの情報を出力する。

diction・・・文および文節の数の出力{BSD}




diff・・・2つのテキストファイルの差異を出力{SVR}{BSD}


『書式』1.diff [options] file1 file2 2.diff [options] dir1 dir2
『解説』 指定した2つのファイル(file1とfile2)、または2つのディレクトリ(dir1とdir2)にあるファイル同士を比較し、相違点を出力し同一にするための情報を出力する。

diff3・・・3つのテキストファイルの差異を出力{SVR}{BSD}


『書式』 diff3 [options] file1 file2 file3
『解説』 指定した3つのファイル(file1,file2,file3)の違いを出力する。

dircmp・・・ディレクトリの比較{SVR}



『書式』 dircmp [options] dir1 dir2
『解説』 指定した2つのディレクトリ(dir1とdir2)にあるファイルを比較し、この結果を出力する。

dirname・・・パス名からのディレクトリ名の取り消し{SVR}


『書式』 dirname string
『解説』 パス名からファイル名の部分を除く絶対修飾のディレクトリ名を取り出す。
dirs・・・ディレクトリスタックの内容の出力{CSH}



『書式』 dirs [option]
『解説』 ディレクトリスタックの内容を出力する。出力内容は左側から順に最新。
disable・・・ラインプリンタへの出力不能を設定{SVR}



『書式』 disable [option] printers
『解説』 プリンタ(printers)にlpコマンドによる出力要求を受け付けないように設定する。

du・・・ディレクトリの使用状況の出力{SVR}{BSD}



『書式』 du [options] [names]
『解説』 ディレクトリまたはファイル単位でのディスクの使用状況をブロック数キロバイト数で出力する。

E [D][F][G]


echo・・・引数の内容の出力{CSH}



『書式』 echo [option] [args]
『解説』 引数(args)に指定された文字列を標準出力に出力する。

ed・・・テキストエディタ{SVR}{BSD}



『書式』 ed [options] [file]
『解説』 テキスト・ラインエディタを起動する。

edit・・・テキストエディタ(exの簡易版){SVR}{BSD}



『書式』 edit [option] files
『解説』 テキストファイル(files)を編集する。

efl・・・拡張FORTRAN言語コンパイラ{BSD}




egrep・・・ファイル中の指定した文字列やパターンを走査して出力{SVR}{BSD}



『書式』
1. grep [options] expression [files]
2. egrep [options] [expression] [files]
3. fgrep [options] [strings] [files]
『解説』 指定したファイル(files)を検索して、指定したパターン(expression)を含む行を出力する。
・ grepは、ex(ed)で使用できる正規表現形式を使用する。
・ egrepは、grepより多くの正規表現形式を使用できる。
・ fgrepは、固定長文字列だけをパターンとして指定し、高速検索する。

enable・・・ラインプリンタへの出力可能を設定{SVR}



『書式』 enable printers
『解説』 プリンタ(printers)に対してlpコマンドからの出力要求を受け付けるように設定する。

enroll・・・シークレットメールの送信と受信{BSD}




env・・・コマンド実行時の環境設定{SVR}




eqn・・・数式の清書{BSD}




error・・・コンパイラからのエラーメッセージをテキストに挿入{BSD}



『書式』 error [options] [file]
『解説』 ファイル(file)または標準入力からコンパイラの出力を読み込み、エラーメッセージをソースファイルに挿入する。

ex・・・edの上位互換のテキストエディタ{SVR}{BSD}



『書式』 ex [options] files
『解説』 テキストエディタ拡張版exを起動する。

expand・・・タブをスペースに展開{BSD}



『書式』 expand [-n] [files]
『解説』 ファイル(files)中のタブを指定個数(n)の空白に置き換える。n を省略すれば n=8。

explain・・・対話形式でのdiction処理{BSD}




expr・・・引数を式として計算{SVR}{BSD}




eyacc・・・拡張版yacc{BSD}




F [D][E][G]


f77・・・FORTRAN77言語コンパイラ{BSD}




factor・・・素因数分解{SVR}




false・・・常に偽{SVR}{BSD}




fed・・・フォントファイルの編集{BSD}




fg・・・フォアグラウンド・ジョブとしての実行{CSH}



『書式』 file [options] files
『解説』 指定されたファイル(files)の内容に対してテストを行い、ファイルの種類を判定する。

fgrep・・・ファイル中の指定した文字列やパターンを走査して出力{SVR}{BSD}



・egrepコマンドを参照して下さい。

file・・・ファイルの種類の検査と出力{SVR}{BSD}



『書式』 file [options] files
『解説』 指定されたファイル(files)の内容に対してテストを行い、ファイルの種類を判定する。

find・・・ファイルの存在する位置の探査と出力{SVR}{BSD}


『書式』 find paths options
『解説』 論理式(expressions)で表現されたファイルに一致するものを、指定したパス名(paths)以下の各ディレクトリについて捜し出す。

finger・・・ユーザの情報の出力{BSD}



『書式』 finger [options] names
『解説』 現在ログインしているユーザにログイン名、名前、端末名、書き込み状況、アイドルタイム、ログイン時刻、住所、電話番号を出力する。

fmt・・・簡易テキストフォーマッタ{BSD}




fold・・・1行当たりの出力幅の設定{BSD}



『書式』 fold [option] files
『解説』 指定したファイル(files)の各行を一定幅に調整する。

fp・・・関数型のプログラム言語{BSD}




fpr・・・FORTRAN言語用の改行変換{BSD}




from・・・メールの発信者および発信日付の出力{BSD}



『書式』 from [option] [name]
『解説』 メールの発信者を出力する。ユーザ名(name)を指定すれば、そのユーザのメールのヘッダを出力する。

fsplit・・・FORTRAN言語ソースの分割{BSD}




ftp・・・ネットワーク上でのファイル転送{SVR}{BSD}



『書式』 ftp [option] [hostname]
『解説』 相手のホスト(hostname)との間でファイル転送を行う。

G [D][E][F]


gcore・・・走行プロセスのコアダンプの出力{BSD}




gdev・・・グラフィックス用のフィルタ{SVR}




ged・・・グラフィックス用のエディタ{SVR}




get・・・SCCSファイルからの特定バージョンの回復{SVR}{BSD}



getopt・・・コマンドオプションの構文解析{SVR}




glossary・・・一般的なUNIXの用語と記号の定義と出力{SVR}



gprof・・・プロファイルの出力{BSD}



『書式』 gprof [options] [objfile [profile]]
『解説』 プログラム(objfile)実行時の関数呼び出し回数、消費時間を記録したプロファイル(profile)を出力する。objfile省略時はa.out,profile省略時はgmon.outが対象となる。ccコマンドで-pgオプションが指定されている必要あり。

graph・・・グラフの描画{SVR}{BSD}




graphics・・・グラフィックスおよび数値処理用コマンドへのアクセス{SVR}




greek・・・端末フィルタの選択{SVR}




grep・・・ファイル中の指定した文字列やパターンを走査して出力{SVR}{BSD}



・egrepコマンドを参照して下さい。

groups・・・所属するグループ名の出力{SVR}{BSD}



『書式』 groups [options] [users]
『解説』 ユーザ自身または指定したユーザ(users)の属するグループ名を出力する。

gutil・・・グラフィックス用ユーティリティ{SVR}

[D] [E] [F] [G]
[A〜Cのコマンド]
[H〜Nのコマンド]
[O〜Sのコマンド]
[T〜Zのコマンド]