A〜Cまでのコマンド


各社のUNIXでサポートされているコマンドのうち、ハードウェア
依存性のあるものを除いたおおかたのコマンドをとりあげました。
コマンド名とそのコマンドの機能、対応とそして書式を記して
あります。

A [B][C]

adb・・・汎用デッバッガ{SVR}{BSD}



『書式』 adb [option] [objfile [corefile]]
『解説』 実行形式ファイル(objfile)をコアイメージファイル(corefile)を
使って会話形式でデバッグする。

addbib・・・引用文献データベースの作成と拡張{BSD}




admin・・・SCCSファイルの作成と更新{SVR}{BSD}




alias・・・コマンドに対する別名の割り当て{CSH}



『書式』 alias [name [wordlist]]
『解説』 指定したコマンドのリスト(wordlist)に別名(name)を付ける。

apply・・・指定した引数でコマンドを実行{BSD}




apropos・・・キーワードによるコマンドの検索{BSD}




ar・・・アーカイブファイルの作成と更新{SVR}{BSD}




as・・・アセンブラ{SVR}{BSD}




at・・・時刻指定のコマンド実行{SVR}{BSD}



『書式』 at [options][time][date][+inc][file]
『解説』 指定した日時(time,date)に、指定されたファイル(file)に記述された コマンド列を実行する。

awk・・・パターン走査および簡易な処理をする言語{SVR}{BSD}


『書式』 awk [option][prog][para][files]
『解説』 指定したテキストファイル(files)のなかにあるパターン(prog)を捜す。

B [A][C]


banner・・・花文字の作成{SVR}



『書式』 banner strings
『解説』 指定した文字列(strings)を花文字に変換して出力する。

basename・・・パス名からファイル名を抽出{SVR}{BSD}



『書式』 basename str [suffix]
『解説』 指定した文字列(str)から(/)までのプレフィックスとサフィックスを 取り除いたものを出力する。

batch・・・バッチジョブの起動{SVR}



『書式』 batch [options][files]
『解説』 バッチジョブを起動する。このジョブはシステムの負荷が低下した時に 実行される。

bc・・・任意精度の計算用簡易言語{SVR}{BSD}



『書式』 bc [option][files]
『解説』 C言語に似た構文で任意の精度の計算を会話形式で行う。
ファイル(files)を指定すれば、この中に記述された計算を行う。
dcコマンドのプロセッサ。

bdiff・・・2つの大きなテキストファイルの差異を出力{SVR}



bfs・・・大きなファイルのパターン走査{SVR}




bg・・・バックグラウンド・ジョブの実行{CSH}



『書式』(1)bg [%job] (2) bg [pids]
『解説』 指定した番号(pids)のジョブをバックグラウンドで実行する。

biff・・・電子メールの着信通知の設定{BSD}



『書式』 biff [option]
『解説』 メールが着信したその時点でメッセージを出力する。

binmail・・・電子メールの送信および受信{SVR}{BSD}




C [A][C]


cal・・・カレンダーの出力{SVR}{BSD}



『書式』 cal [[month]year]
『解説』 指定した西暦年(year)のカレンダーを出力する。

calendar・・・スケジュールの管理{SVR}{BSD}



『書式』 calendar
『解説』 ホームディレクトリにあるファイルcalenderに記述された予定を、 その前日および当日に出力する。

cancelラインプリンタへの出力要求の取り消し{SVR}



『書式』 cancel [option][ids][prts]
『解説』 指定した出力要求ID(ids)またはプリンタ(prts)の要求を取り消す。

cat・・・ファイルの連結または出力{SVR}{BSD}



『書式』 cat [options] [files]
『解説』 指定したファイル(files)を順番に読み込んで標準出力に書き出す。

cb・・・C言語のプログラムソースの整形{SVR}{BSD}



『書式』 cb [options][files]
『解説』 指定したC言語のソースプログラム(files)を整形する。

cc・・・C言語コンパイラ{SVR}{BSD}



『書式』 cc [options] file
『解説』 指定されたC言語のファイル(files)をコンパイルする。

ccat・・・圧縮したファイルの復元と出力{BSD}



『書式』 ccat [files]
『解説』 圧縮されたファイル(files)を復元する。

cd・・・ワーキングディレクトリの移動および変更{SVR}{BSD}


『書式』 cd [dir]
『解説』 ワーキングディレクトリを指定したディレクトリ(dir)に変更する。

cdc・・・SCCSデルタの注釈の変更{SVR}{BSD}




cflow・・・C言語のフローチャートの出力{SVR}




checkeq・・・eqnファイルの検査{BSD}




checknr・・・nroff,troffファイルのチェック{BSD}




chfn・・・パスワードファイルのコメント内容の変更{BSD}




chgrp・・・ファイルのグループIDの変更{SVR}{BSD}



『書式』 chgrp [options] group files
『解説』 指定されたファイル(files)のグループIDを別のグループID(group) に変更する。

chmod・・・ファイルの許可モードの変更{SVR}{BSD}



『書式』 chmod [options] mode files
『解説』 指定したファイル(files)の許可モードを新たな許可モード(mode)に 変更する。

chown・・・ファイルの所有者の変更{SVR}{BSD}



『書式』 chown [options] owner files
『解説』 指定したファイル(files)の所有者を新たな所有者(owner)に変更する。

chsh・・・ログイン時に起動するシェルの変更{BSD}



『書式』 chsh name [shell]
『解説』 ログイン時に起動されるシェルを変更する。パスワードファイル (/etc/passwd)のログインシェル名が書き換えられる。

clear・・・画面のクリア{BSD}



『書式』 clear
『解説』 端末の画面をクリアする。

cmp・・・2つのファイルの内容比較{SVR}{BSD}



『書式』 cmp [options] file1 file2
『解説』 指定された2つのファイル(file1とfile2)の内容を1バイトごとに 比較する。

col・・・逆改行の処理{BSD}




colcrt・・・nroff画面出力時の改行制御{BSD}




colrm・・・指定カラムの削除{BSD}



『書式』 colrm [scol [ecol]]
『解説』 標準入力から読み込んだデータの指定した範囲のカラムを標準出力には 書き出さない。

comb・・・SCCSファイル整理用のシェルスクリプトの作成{SVR}{BSD}




comm・・・繰り返し行の消去および出力{SVR}{BSD}



『書式』 comm [options] file1 file2
『解説』 ソート済みの2つのファイル(file1,file2)を比較して、
片方だけある行と両方にある行に分類する。

compress・・・ファイルの圧縮{SVR}{BSD}



『書式』 compress [options] [files]
『解説』 ファイル(files)を圧縮し、file.Zに格納する。

convert・・・アーカイブファイルを共通形式に変換{SVR}




cp・・・ファイルのコピー{SVR}{BSD}



『書式』
(1) cp [options] file1 file2
(2) cp -r [options] dir1 dir2
(3) cp [options] files dir
『解説』
(1) 指定したファイル(file1)の内容を別のファイル(file2)にコピーする。
(2) 指定したディレクトリ(dir1)の内容やサブディレクトリを別のディレクトリ(dir2)にコピーする。
(3) filesに指定した1対上のファイル(files)を指定したディレクトリ(dir)にコピーする。

cpio・・・アーカイブファイルのコピー{SVR}




cpp・・・C言語コンパイラのプリプロセッサ{SVR}{BSD}




crontab・・・時刻指定のコマンド実行{SVR}




crypt・・・ファイルの暗号化{BSD}




csh・・・Cシェルの起動{BSD}



『書式』 csh [options] [args]
『解説』 Cシェルを起動する。

csplit・・・文脈によるファイルの分割{SVR}




ctags・・・タグファイルの作成{BSD}




ct・・・リモート端末に対するgettyの生成{SVR}




cu・・・他のUNIXシステムの呼び出し{SVR}{BSD}



『書式』 cu [options] [telno] [system]
『解説』 指定した電話番号(telno)またはシステム名(system)で別のUNIXを呼び出す。

cut・・・ファイルのフィールド単位の切り出し{SVR}



『書式』 cut options files
『解説』 指定したファイル(files)からオプションで指定したフィールドを切り出す。

cxref・・・C言語のクロスリファレンスリストの出力{SVR}



『書式』 cxref [option] files
『解説』 C言語のソースリスト(files)のクロスリファレンスリストを作成する。
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[O〜Sのコマンド]
[T〜Zのコマンド]