SonyEricsson Z1010(第1回)
http://www.sonyericsson.com/z1010
徐々に主要メーカーからの3G携帯の販売が増え始め、選択肢が増えてきた。今回は、満を持してSonyEricssonが発売した同社初のWCDMA/GSMデュアルモード携帯Z1010についてレビューする。
スペック:
Z1010はWCDMA/GSM900,1800対応のデュアルモード携帯だ。発売開始以来人気で、今も入手困難な人気機種となっている。SonyEricsson初の3G携帯ということで注目度は高い。その出来が大いに気になるところだ。数少ない折りたたみタイプのWCDMA/GSM携帯ということで、折りたたみタイプの人気が高い日本人にも受け入れやすい。折りたたみタイプは他にNECなども発売しているが、メジャーメーカーからの発売ということで注目だ。
大きさは、日本のFOMA等と比べると、若干大きいと感じる。私が普段使用しているF900iと比べると、長さは短いが、Z1010は厚みを少し感じる。F900iより3mmほどZ1010の方が厚くなっている。重さも若干重く感じる。しかしながら、WCDMA/CDMA携帯としては小さい部類に入り、日本国内で使っていても違和感の無い大きさだ。
バッテリーは通話時間3時間、待ち受け時間450時間と十分長い。1週間ほど使った感じでは、バッテリーをあまり気にする必要が無かった。今回のZ1010は香港もののため、日本で充電するにはBFタイプとの変換コネクタが必要になる。充電器は100-240V対応のワールドタイプ。SIMは裏側のバッテリーの下に入れる。滑り込ませるタイプで出し入れはしやすい。
SonyEricsson Z1010のスペック
ネットワーク |
WCDMA、GSM900/1800 |
重量 |
144g |
大きさ |
98.5mm x 54.5mm x 29mm |
ディスプレー |
メインディスプレー
65,536色カラー TFT
176×220ピクセル
サブディスプレー
4諧調グレー STN
101×80ピクセル
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バッテリー |
BST-15 1260mAh, Li-Polymer |
通話時間 |
3.0時間
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待ち受け時間 |
450時間
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カメラ |
メインカメラ
静止画:最大640×480ドット
動画:176×144ドット
ビデオコール用カメラ
352×288ドット(CIF)
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SMS |
SMS,MMS |
E-mail |
POP3/IMAP4 |
データ通信 |
WCDMA:384k(ベストエフォート)
GPRS:53.6k/26.8k
HSCSD:57.6k
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WEB |
cHTML/WAP2.0 |
PCとの接続 |
USB/Bluetooth/赤外線/シリアル |
WCDMA/GSM携帯の大きさ比較
(F900iはGSM非対応)
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Motorola A835
137 x 55.6 x 26.5mm
155g |
Sanyo 801SA
108 x 51 x 26mm
146g |
NEC 616V
103 x 53 x 26.4mm
131g |
Z1010
98.5 x 54.5 x 29mm
144g |
FOMA F900i
106 x 50 x 26mm
120g |
Z1010とFOMA F900iの比較
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長さはF900iより少し短い |
厚みはZ1010の方が若干厚い |
横幅もZ1010の方が若干ある |
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SIMはバッテリーの下 |
BFタイプの充電器
100-240V対応 |
ディスプレー/キーボード:
画面サイズは176×220ピクセルあり非常にきれいで見やすい。屋外での太陽の下でもはっきり認識できる。サブディスプレーも持ち、時刻や着信通知、シグナル強度、バッテリー残量等が常時表示される。また、ミュージックプレーの動作時は、曲名やプレイ時間まで表示される。メニューは3Dアイコン形式で使いやすい。サブメニューはリスト形式だが、項目が多い場合はタブ形式にするなど工夫されている。メニューの切り替わりは早い。
キーの出来も良く打ちやすい。ジョイスティックの操作性もまずまずだ。ただ厚みがあるため、手に持ったときに重量感を若干感じる。
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ディスプレーは綺麗だ |
メニューは3Dアイコン |
サブメニュー
リストータブ形式 |
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サブディスプレーの
表示情報も細かい |
ミュージックプレーヤー
動作中はサブディスプレーに
曲名やプレイ時間も表示 |
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キーは打ちやすい |
音声通話:
電話帳は1件当たり5つの番号が記憶できる。電話帳の呼び出しはジョイスティックの下向きで表示できるので、使いやすい。ボイスダイヤルにも対応している。また、ピクチャーや着信音を登録でき、着信時に相手の番号が通知されれば登録したピクチャーや着信音で相手が確認できる。
また、通話中に会話を録音したり、スピーカーに切り替えたりと、色んな機能がある。通話音質は悪くは無い。
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電話帳には1件当たり
5つの番号が記憶できる |
ピクチャーIDにも対応
着信時や発信時に表示 |
通話中にも各種の
機能が使える |
カメラ:
Z1010は背面にVGAのカメラを、前面にビデオコール用のQICFのカメラを持つ。VGAカメラはキーボード側のヒンジ近くに取り付けられており最悪の位置だ。普通に縦にZ1010を持つと、このカメラは指で完全に隠れてしまう。非常に使いにくい。右横にもシャッターボタンがあるので、カメラを使うときはZ1010を横にして撮影せよということらしい。内側のカメラはビデオコール時専用なので、画面を見ながら自分自身を撮影することはできない。そのかわり背面カメラの横に鏡が付いており、これを見ながら撮影するように成っている。カメラの画質は悪くは無い。撮った画像はメールで送ったり、本体や外部メモリに保存できる。外部メモリとしては、Memory
Stick Duoに対応。Z1010を購入すると、32MBのメモリが付いてくる。ビデオ撮影はメモリが許すだけの時間撮影ができるようだ。
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背面のカメラ
横には鏡 |
シャッターボタンは側面にもある
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横に持って撮影が基本 |
メモリはMemory Stick Duo |
・・・第2回に続く
協力:テレコム新宿店
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