Vodafone V801SA(第2回)


http://www.stel-web.com/line_up/v801sa/


VGSメール:

 さて、今回の目玉Vodafone live!によるVGSメールである。これにより海外でも携帯電話を使ってメールのやり取りができるように成った。もちろん日本語である。また、画像や動画も海外で送受信できる。標準設定でのメールの受信プロセスは以下のようだ。

  1. 新着メール通知+先行受信:192文字(384バイト)分のメールが自動的に送られてきます。日本国内の場合この先行受信は無料ですが、海外の場合は100円(国によって異なる)が課金されます。新着メール通知は海外でも無料です。
  2. 全文受信:もしメールが192文字以上の場合は、手動で全文受信を行います。このときにもまた100円(国によって異なる)が課金されます。さらに10kBを超えると5円/分(国によって異なる)が課金されます。
Vodafon live!対応国でのVGSメール受信プロセス(デフォルトの設定の場合)
まだメールが続く場合は
新着メール通知+先行受信
約画面1枚分のメッセージが自動受信される
全文受信
100円課金 100円課金+10KB以上は5円/1kBの課金

 このように、VGSメールはパケット通信に比べ非常に高い。最低でも1通100円、192文字を超えると最低でも200円になる。
 設定としては、新着メール通知だけにすることもできる。新着メールだけなら海外でも無料。ただし、この通知には相手のアドレスや用件は一切表示されない。したがって、それを見て受信するかどうかを決めることはできない。非常に不親切な仕様だ。最初から全文受信の設定もあるが、巨大なメールが来たときのことを考えると、海外では怖くて使えない。
 先行受信後であれば、添付ファイルは受信せず、本文だけを受信することもできる(選択受信)。大きなファイルは大体が添付ファイルであることが多いことを考えると、便利な機能だ。
全文受信/選択受信 選択受信項目

 スピードは、短いメールであれば結構早い。試しにV801SAから自分のV801SAにメールを送ってみたところ、1分以内にメールが受信された。一方、写るメールを同じように送ったところ、受信されるまでに15分ほどかかった。やはり大きいメールだと時間はある程度はかかるようだ。
 ちなみWEB利用中にメールの着信があると、上部に受信があった旨のテロップが流れる。

 なお、Vodafone live!対応キャリアと非対応キャリアが混在しているエリアにいる場合、対応キャリアのネットワークが選択されていることを確認することを忘れないよう注意が必要だ。非対応のネットワークが選択されているとVGSメールは使えない。
無料の新着メール通知だけだと相手
のアドレスや件名は表示されない
WEB中にメールが来るとテロップ
が流れる
 
 では、Vodafone live!非対応国にいるときにVGSメールが送られてきたらどうなるだろうか。オーストラリアはVodafone live!対応国には成っていない。またGPRSも非対応国と成っている。しかしながら、実際にはTlestraでGPRSの利用ができた。そこで、Vodafone live!も使えないかとトライしてみたが、残念ながらだめだった。
GPRSには対応しているが・・・
(Gマーク)
延々と「送信中」が続き ネットワークより遮断されてしまう

この場合、新着メール通知のみが送られてくる。この場合も、相手の情報や本文の内容はまったく送られてこない。また、先行受信も全文受信もできないためあまり意味がない。
 使い道としては、POP3対応のメールサーバからメールを転送し、新着メール通知が着たらPDAやPCで元のサーバーのメールを読むという使い方だ。ただし、メールボックスの容量は3MB、メッセージ件数500件を超えると受信できなくなるので注意。

国内と国外の課金の比較
送信 課金 課金
新着メール通知 非課金 非課金
先行受信 非課金 課金
配信確認 非課金 課金
受信(全文受信) 課金 課金
メールリスト取得 課金 課金
サーバーメール削除 課金 課金
 
 ちなみに、VGS非対応携帯電話を使用している場合は、新着メール通知のみがSMSで送られてくる。
NOKIA6650を使うと、
新着メール通知のみが
SMSで届く。
表記は英語


SMS:

 V801SAではメールができるようになったことも大きいが、日本語でSMS(ショートメッセージ)ができる点も見逃せない。全角70文字までのテキストの送受信ができる。相手もVodafoneかVodafone U.K.のユーザである必要があるが、Vodafone live!非対応国でもつかえる。対応国がまだまだ少ない点を考えると、SMSの方が使い勝手が良い。さらに、SMSの受信は無料な点も見逃せない(送信は1通100円)。残念ながら日本とSMSの送受信を行うには相手もはVodafoneユーザである必要があるが、日本からの送信いついては、Vodafoneでは一般の電話回線や他社携帯、PHSからのSMS送信サービスも無料で提供している(国内通信料は必要)。これはボケベル方式で、サービスセンターに電話をかけ、キー操作でメッセージを入力する方法だ。詳細はVodafoneショップで使い方のマニュアルがもらえる(Vodafone live! Service Guidebook)

日本語でSMSができる



・・・第3回へ続く

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