ノンキャリア携帯のセットアップ(第1回)
各キャリアのブース等で携帯電話を買った場合は、そのキャリア用に最適化されたセッティングが行われて渡されます。
一方、日本国内で買ったり、個人輸入でSIMロックのかかってない携帯電話を購入した場合は、通話自体は各キャリアのSIMを入れるだけでできるようになりますが、その携帯電話の機能をフルに活用できるようにするためには、ある程度設定が必要になります。以下、ノンキャリア携帯のセットアップを中心に、携帯電話のセットアップ方法について説明します。
なお、ここではR520mを例に示します。具体的な設定方法は、各携帯電話のマニュアルを読んでください。
1.電話帳への入力、旧携帯からの移行
GSM携帯を買った場合、まずすることは電話帳へ主要連絡先の入力をしたり、あるいは古い携帯がある場合は、そのデータを新しい携帯に移行することですね。これは、ノンキャリア携帯に限らず行わなければ成らないことです。
直接入力する方法は、各携帯電話のマニュアルを読めばすぐわかるでしょう。電話帳は基本的には携帯本体内ではなくSIMカード内に記憶されています。従って、携帯電話本体が変わっても、SIMが同じであればそのままその電話帳が使えます。SIM内に記憶できるのは、多くの場合名前と電話番号だけです。しかしながら、最近の携帯電話はより高度な機能が使えるよう、携帯電話内にも独自の電話帳を持っています(携帯電話とSIMの電話帳は一致する必要はありません)。
- SIMに電話番号が登録されていない場合
携帯電話本体に登録しましょう。もしSIMへのコピーが可能であれば、SIMへも同じ内容をコピーしておくと良いかもしれません。必要に応じて、SIMにも入力します。
- 既にSIMに電話番号が登録されている場合
これまでGSM携帯を使っていて既にSIM内に電話番号が登録されている場合は、そのままSIM内の電話帳を使うことも可能ですが、その携帯電話の機能をフルに発揮できるよう本体にも登録しましょう。SIMから本体へコピーができる場合は、そのままコピーすると簡単です。SIMからコピーした場合、携帯本体の電話帳にさらにE-mailアドレスなど詳細を入力しましょう。
|
|
登録画面 |
呼び出し画面 |
コーリングカード
SIMによっては国際通話ができない場合もあるでしょう。そういう場合もあきらめる必要はありません。コーリングカードを使えばよいのです。すなわち、国内のコーリングカードのサービスセンターに接続し、そこから日本などにつないでもらえば良いのです。携帯電話のキャリアに払うのは国内通話分だけです。国際通話ができるプリペイド携帯の場合も、ポストペイド式のコーリングカードを使えば残り度数を気にする必要が無いので便利です。コーリングカードを使うには、サービスセンターに電話して、アナウンスに従ってボタンを押していけば良いだけですが、GSM携帯によっては、コーリングカード通話が簡単にできる機能をサポートしている場合があります。以下、R520mを使った、コーリングカード通話の設定方法です。
|
設定
- まず、コーリングカード機能をONにします。
- アクセス番号を入力します。
- アクセスコードを入力します。
- アクセス番号にダイヤル後、電話番号とアクセスコードのどちらを先に送るかを指定します。
- コーリングカードを有効に(アクティベイト)します。
通話
- 電話番号をコーリングカードの規則に従って入力します(例えば、私の使っているAT&Tグローバルコーリングカードの場合は、01+国番号+市外局番+相手先電話番号)。電話帳からダイヤルする場合は、あらかじめコーリングカード用の番号を登録しておきましょう。
- 通話開始ボタンを長押しします。あとは、携帯が自動的にすべての番号を順に送ってくれます。
|
|
ポストペイド式のコーリングカード |
|
|
|
|
|
コーリングカード機能をONに |
アクセス番号の登録 |
コードを先に設定 |
アクセス番号、アクセスコード、電話番号を勝手に送ってくれる |
|
|
2.日時の設定
最近の携帯電話なら時計やカレンダーの機能を持っています。マニュアルに従って設定をしましょう。
オートマティックタイムゾーン
世界中を飛び回っている人は、国が変わるたびに時計を合わせるのはなかなか面倒です。最近の携帯電話は、異なる国に行くと自動的に時計をその国に合わせてくれる「オートマティックタイムゾーン」機能を持っているものも多いようです。この機能をONにしておきましょう。 |
・・・つづく
[トップページ]