ファーストルック
SonyEricsson P800(第1回)


http://www.sonyericsson.com/P800/

SonyEricssonより待ちに待ったP800がついに発売になった。P800はSonyEricssonのトップモデルで、SymbianOS 7.0を採用したPDA型のGSM携帯だ。カメラを内蔵し、大画面カラータッチパネルを採用している。今回は、このP800のファーストインプレッションをお送りする。

基本スペック
メーカー名 SonyEricsson
OS Symbian 7.0
機種名 P800
ネットワーク E-GSM900, GSM1800/1900
重量 158g
大きさ 117mm x 59mm x 27mm
ディスプレー 4096色カラーTFT 208×320ピクセル
通話時間 13時間
待ち受け時間 400時間

ファーストコンタクト:

 P800は大きさ的にはNokia7650と同じぐらいだ。背広の胸ポケットにも十分入る。P800はフリップ式でアンテナ内蔵になっている。フリップを閉じた状態では画面サイズは208×144ピクセル(40×28mm)だが、フリップを開くと208×320ピクセル(40×61mm)に成る。ダイヤルボタンはフリップの外側についており、フリップを開かないでダイヤルすることになる。もちろん、フリップを開いてダイヤルすることも可能だが、フリップを完全に外して使いたいユーザには、画面上にバーチャルキーボードを表示するという配慮までされている。フリップを外した時用に、専用カバーまで付いている。細かいところまでよく考えられた仕様だ。
 CPUにはARM9が使われており、GSM900/1800/1900対応のトライバンドで世界中で使える。
 電源を入れると「1.Phone on」と「2. Flight mode」のメニューが出てくる。「Flight mode」というのは、P800の電話機としての機能をOFFにし、PDAとしてだけ使う機能だ。日本で使うには便利な機能。(ただし、Flight modeでもSIMは挿す必要がある。)
 付属品も豊富だ。スタイラスペンは予備に3本付いてくる。SyncStationはなかなかかっこいいデザインだ。これを使うとPCとUSBで接続できる。また、充電スタンドの役目も果たす。付属の充電器はAC100-240V対応のワールドタイプ。日本でも充電ができる(ただし、今回のP800はUK仕様のためコンセント形状は日本と異なる。コンセントの変換アダプタが必要。)
 UIQと呼ばれるペン入力ユーザインターフェースで、Sonyお得意のジョグダイヤルも付いており、なかなか使いやすい。

箱の中には、本体、充電器、SyncStation、ステレオヘッドセット
ケース、予備のスタイラスペン、フリップカバー
MemoryStickDuo、MemoryStickDuoアダプター、
ユーザマニュアル、CD2枚


手に持つとこんな感じ フリップを開くと大画面に
 
携帯電話サイズ比較
ICテレフォンカード SonyEricssonP800 Nokia7650 MotorolaV66 SonyEricssonT200
86mm x 54mm 117mm x 59mm x 27mm 114mm x 56mm x 26mm 84mm x 44mm x 21mm 105mm x 48mm x 20mm
- 158g 154g 79g 85g

 

フリップにキーが付いている フリップを外して使うこともできる
その場合は、画面上にキーが表示される
 
充電器はAC100-240V対応のワールドタイプ
コンセント形状はUKタイプ
Jogダイヤルは快適 SyncStationもスマートなデザイン

画面:

 画面はTFTタイプの4096色カラーディスプレー。フリップを閉じた状態では画面サイズは208×144ピクセル(40×28mm)だが、フリップを開くと208×320ピクセル(40×61mm)に成る。なかなか見やすい。メニューはリスト表示とアイコン表示に対応。

リスト表示 アイコン表示

マルチメディア:

 P800は背面にカメラを内蔵する。対応するサイズは640×480320×240160×120ピクセルの3種類。保存はJPEGかJFIFで、3種類の圧縮レベルが選択できる。画質もなかなか良い。
 表示の方は、JPEG、BMP、GIF(animation GIFサポート)、MBM、PNG、WBMPをサポートする。画像は、赤外線/Bluetooth、MMS、E-mail、MemoryStickでPCとやり取りできる。
 また、MP4フォーマットのビデオ再生ができる。残念ながら内蔵カメラでVideoの録画はできないが、今後録画ソフトがリリースされる可能性は高い(既にサードパーティにより開発はされている)。
 オーディオはMP3、WAV、AU、AMR、G-MIDIに対応。MP3プレーヤーとして使うこともできる。音質は悪くない。
 内蔵ブラウザはHTML3.2、EML1.3、WBXML、xHTML Basic、xHTML Mobile Profile、cHTML、WAP2.0をサポートしている。

カメラ内蔵 映画『メン・イン・ブラック2』では隠しカメラとして使われた

 

サイズ、画質がそれぞれ3種類 撮影画面 ハイクオリティーモードで撮影
(画像をクリックすると大きくなります)

 

MP4ビデオ再生 オーディオプレーヤー

・・・第2回へ続く

協力:テレコム新宿店


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