ファーストルック
SonyEricsson P800(第2回)


http://www.sonyericsson.com/P800/


文字入力:

 P800はタッチパネル画面で、スタイラスペンで手書き入力できる。手書き入力の方式はCommunication Intelligence社が開発したJot. 画面上部に書くと数字・記号、下部に書くと小文字、中央に書くと大文字と認識される。通常紙に書くような書き順で入力すればよいため、特に慣れは必要ない。すぐに使える。
 今回使用したものはイギリスの仕様のため、使える言語は英語のみだが、P800ではインターネットなどから言語をダウンロードし、任意の言語をインストールできるようになっている。付属のCDには、言語をダウンロード/インストールするためのソフトが付いている。ただし、現在はまだそのシステムができていないため、ダウンロードはできないようだ。システムの公開は3月以降になる模様だ。気になる日本語への対応だが、現在はまだSonyEricssonから日本語への対応は正式には発表されていないが、OSレベルでは日本語対応も可能なことから、将来的にはSonyEricssonの日本語対応を期待したい。


 
Jot入力 タッチパネルでスタイラスペン入力 スタイラスペンもまずまず
 
 

PIM:

 P800は「Message」、「Contacts」、「Calender」、「Tasks」、「Jotter(Notes)」と言った機能を持つ。また、「Lotus Organizer 5&6」、「Lotus Notes 4.6&5.0」、「Microsoft Outlook 98、2002、2002」との同期ができる(OutlookExpressとは同期できない)。ただし、当然日本語は文字化けする。

Calenderの月間表示 予定の題目は日表示にしないと出ない 日本語は文字化け

Viwer:

 P800はMicrosoft Word、Excel、Powerpoint、Adobe Acrobat(PDF)のViwerを持つ。速度はまずまず。PDFでは多少文字が乱れることはあるが、それほど問題ないだろう。

PDFが表示できる Wordの文章が表示できる

アプリケーションプログラム:

 P800はSymbianOS7.0を採用しており、SISファイルのアプリケーションがインストールできる。また、C++PersonalJavaJ2ME(Java)をサポートしている。Web上には多数のソフトが公開されており、それらを使うことができる。

Men in Black2 DOOM プレインストールされているチェスゲーム

メモリー、アクセサリ:

 P800は、内蔵メモリ32Mbyteでそのうち12Mbyteがユーザメモリとして使える。さらに、MemoryStickDuoにより最大128Mbyteまでのメモリ拡張ができる。標準では16MbyteのMemoryStickDuoが付属している。アプリケーションなどもMomoryStickDuoの方にインストールすることもできる。また、PCのMemoryStickスロットに接続するためのアダプターも付属してくるため、これによりPCとのデータの受け渡しもできる。
 また、オプションアクセサリとしてBluetoothヘッドセットをサポートする。Nokia7650ではサポートされていない機能だけに、ポイントは高い。

MemoryStickDuoでメモリの拡張が可能
 
Bluetooth Headset HBH-30

PCコネクション:

 P800はPCと赤外線BluetoothUSBで接続ができる。
 また、PCと接続してインターネットの利用も可能だ。設定は付属CDの「Dial-Up Networking Wizard」で行える。データ通信はGPRSHSCDに対応。GPRSでは4+1、CS-1,2,3,4(最高85.6kbps down、21.4kbps up)に対応している。

Bluetoothをサポート Bluetoothは1.1に対応
3ComのBluetoothPCカードと接続が確認された

 P800は最新テクノロジー満載の携帯電話だ。携帯電話としてはトライバンドでGPRSやMMSまでサポートしている。また、PDA、MP3プレイヤー、デジタルカメラとしても完成度は高い。MemoryStickDuoでのメモリ拡張や、Bluetoothヘッドセットなど、拡張性も高い。少し使った感じでは、安定性も高いようだ。予算さえ許せば買って損は無い商品だろう。


協力:テレコム新宿店


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