北米用プリペイド式携帯電話を使ってみる
-CallPlus-

(第1回)


北米ではGSMよりもTDMA(ディジタル)/AMPS(アナログ)と呼ばれるシステムが普及しています。
このレビューでは、CallPlus Japan社が日本向けに販売しているTDMA/AMPS式のプリペイド式携帯電話のハワイにおける利用をレポートします。

利用条件は以下のようです。

携帯本体:NOKIA 3360 (テレコム新宿店より入手)
使用場所:ハワイ島

本体

今回使用したプリペイド携帯電話はアメリカCallPlus社のもの。
サービスは日本向けにカスタマイズされているが、本体は本家CallPlusのものと同じ。
ファームウエアは最新のVer.2.06。
充電器はACP-7U。120VACのもの。プラグは日本と同じ形状だが、電圧の規格が異なる。日本国内で試したところこれでも充電は可能であった。ただし、保障対象外の使い方となる。オプションでAC100-240V対応のACP-8Uも購入できる。
NOKIA3360はDualBand/ TriModeでTDMA 800/1900 MHzとAMPS 800 MHzに対応している。
この他にもいくつかの機種がある。

CallPlusの箱に入ってくる 中身は「NOKIA3360本体」、「充電器」、
「イヤホン」、「説明書」

 

本体は標準的なサイズ バックライトは黄緑
キーもちゃんと光る

 

標準でついてくるACP-7U
120V対応
オプションのACP-8U
100-240V対応

カバーエリア
TDMA/AMPSの一番の特徴は、北米でのカバーエリアの広さ。AT&Tのネットワークおよび地方ネットワークとのローミングにより、北米のほとんどのエリアをカバーしている。

今回使用したハワイ島では、ヒロやコナといった都市部ではGSM(Voicestream)でもTDMAでも強い電波強度であったが、少し都市部を離れるとGSMはまったく電波が入らないのに対して、TDMAでは強い電波が入った。例えば、キラウエア火山山頂(山頂といっても道路が舗装されており、ホテルや建物、近くには町もある)ではGSMはまったく入らなかったが、TDMAは入った。

キラウエア山頂でのGSM(左)とTDMA(右)

ハワイ島ではまれにRoamingになる場合があった。Roamingで通話するとかなり料金が高くなるが、再度ネットワークのサーチを行えば、Homeと成った。


料金、エアタイムカード

 料金は国内・国外とも一律料金。以下の4種類のカードにより度数追加を行う。
通話時間 価格 1分間通話料
50分 3,800円 75円
100分 6,800円 68円
166分 10,000円 60円
400分 20,000円 50円
ただし、カナダ国内の通話料金は1分約1.1ドル、カナダから海外(日本を含む)の通話料金は1分約2.2ドル
オリジナルのCallPlusより若干高めではあるが、まずまずの料金。
日本向けのエアタイムカードの大きな特徴の1つは、有効期限の長さ。旅行者にはうれしい仕様。
 
度数有効期限 電話番号有効期限
日本向けエアタイムカード 90日 1年
オリジナルエアタイムカード 30日 90日
 
100分のエアタイムカード 400分のエアタイムカード 裏のスクラッチを削る


度数追加は指定の電話番号にダイヤルし、指示に従ってエアタイムカード裏の番号を入力する。
また、「ダイヤル時に残り度数をアナウンスするか」、「残り度数が10分以下になったら、SMSで送信するかどうか」等の設定もできる。

残り度数が少なくなるとSMSでメッ
セージが来るようにも設定できる


・・・・つづく


このレビューは、テレコム新宿店さんのご協力でお送りしております。


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