MOTOROLA A860
CDMA2000 1xとGSMのデュアルモードで、2枚のSIMを同時に装着可能なモトローラのA860。今回はアメリカと中国で使用してみた。
A860:
今回レポートするのは中国向けに発売されたモトローラのA860。CHINA UNICOM(中国聯通)向けに作られている。CHINA
UNICOMでは他にもCDMA/GSMデュアルモード携帯を”世界風”のシリーズ名で出している。サポートする周波数はCDMA2000
1xが800MHzと1900MHz、GSMが900MHzと1800MHzに成っている。ヨーロッパやアジアなどでGSM800/1800MHzで利用できるだけでなく、アメリカでもCDMA2000
1xで利用できる。また、CDMA2000 1x対応の国では、高速データ通信が利用できる。なお、日本では利用できない。
形状は折りたたみ式で、サイズはそれほど大きくは無い。アンテナ部を除けばFOMA
F900iより小さいぐらいだ。胸ポケットにもすっきり収まる。ディスプレーは26万色できれいだ。サブディスプレーもカラーになっている。漢字フォントが入っているため、日本語の電話帳は漢字部分のみ表示される。
TCL1828のスペック
ネットワーク |
CDMA2000 1x 800/1900MHz
GSM900/1800MHz |
重量 |
115g |
大きさ |
49mm x 94mm x 24.5mm |
ディスプレー |
2.2インチ、176 x 220 26万色TFT(メインディスプレー)
1.3インチ、96 x 64 4096色(サブディスプレー) |
バッテリー |
835mAh, Li-ion |
通話時間 |
190分
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待ち受け時間 |
105-160時間
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メール |
CDMA:SMS、MMS(U-mail)
GSM:SMS |
カメラ |
1.2メガピクセルCMOS |
着信音 |
64和音 |
データ通信 |
CDMA:153kbps
GSM:非サポート |
外部メモリ |
128MB Trans Flash |
PCとの接続 |
USBのみ |
その他 |
デュアルSIM
U-MAGIC(Brew)
gpsONE
MP3Player |
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ディスプレーは綺麗 |
外部ディスプレーもカラー |
キーは打ちやすい |
電話帳は漢字は表示される |
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充電スタンド |
32MB Trans FlashカードとSDへのアダプタ |
USB接続SD読み取り器 |
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100-240V対応充電器
コンセント形状は日本と同じ
BF、Cタイプの変換プラグも同封 |
ケース |
イヤホン |
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CD-ROM |
USB接続ケーブル
充電機能は無い |
バッテリー(2個) |
付属品 |
デュアルSIM:
A860の一番大きな特徴は、SIMを2枚挿しできるデュアルSIM対応だということ、本体と裏蓋に2枚のSIM/R-UIMを挿すことができる。今回のA860はSIMロックはかかっていないため、CHINA
UNICOM以外のSIMも挿入できる。また、SIMとR-UIMはどちらのスロットに挿してもよく、SIM2枚でもOKだ。FOMAやVGSのカードも認識される。
残念ながら同時待ち受けには対応していない。左上のボタンを押すと、現在挿入されているカードがリストアップされるので、どちらかを選ぶ。SIMの電話帳へのアクセスも、選択したカードのほうのみできる。CDMAとGSMはそれぞれのカードに従って自動的に切り替わる。ディスプレーにはCDMAかGSMかが表示されるとともに、ローミング中の場合は三角マークが表示される。また、接続オペレータが表示される場合と、カードのオペレータが表示される場合がある。GSMの場合は接続オペレータ、CDMAの場合はカードのオペレータが表示されるっぽい。
デュアルSIMの利点は場所によって利用するネットワークを簡単に変えられる点にある。同じ国内でもCDMA1x対応のエリアとGSMエリア対応のエリアが異なることはよくあることで、そのような場合も安心だ。また、プライベートとビジネス用にSIMを使い分けるという場合も便利だ。
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デュアルSIM |
どちらのカードを使うか選択する |
FOMAとVGSカードを
挿すことも可能
FOMA:440-10
VGS:440-20 |
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CDMAネットワークに接続 |
GSMネットワークに接続 |
CHINA UNICOMの
R-UIMカードで
アメリカでローミング |
FOMAのUSIMで
中国でGSMロー
ミング |
>第2回に続く
協力:テレコム新宿店
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