GSM携帯によるデータ通信の方法


データ通信

 データ通信はオプションサービスとして別途契約が必要となるキャリアが多いので注意が必要です。また、プリペイドSIMではデータ通信ができない場合もあります。
 2002年3月現在主流は9.6kbpsですが、GPRSによるサービスも各国で開始され、急速に普及が始まっています。

 2002年3月現在の各方式のデータ通信速度は以下のようです。

GSM方式 GSMデータ 9.6kbps GSMで現在もっとも普及している速度
14.4kbps  
HSCSD 28.8kbps
  (3×9.6kbps)

43.2kbps
  (3×14.4kbps)
HSCSD: High Speed Circuit Switched Data(高速回線データ交換)
複数のスロットを利用する。
14.4kbpsのスロットを受信に3スロット、送信に1スロット使用することにより、受信速度43.2kb/s、送信速度14.4kbpsが可能。9.6kbpsのスロットの場合は3スロットで最高28.8kbps。
HSCSD対応の携帯が必要。
HSCSD対応キャリアはこちら
GPRS 〜171.2kbps
パケット
GPRS:General packet radio service(汎用パケット無線システム)
GPRS対応キャリアはこちら
GPRS技術情報もご覧ください
CDMA 9.6kbps  
14.4kbps  
64kbps
パケット
 
CDMA2000 移動時:144kbps
歩行時:384kbps
静止時:2M
海外では、2002年度よりサービス開始
W-CDMA
UMTS
Ricochet 〜128 kbps  

 


GSM携帯電話によりデータ通信をおこなうには以下の方法があります。

  1. Serial DATA Cable
    コンピュータのRS-232Cシリアルポートと携帯を接続します。
    現状ではもっとも多い接続方法です。最近はPCにRS-232Cシリアルポートが無い場合が多いですが、USB-シリアル変換機等を間に入れれば使えます。
     
  2. USB Cable
    コンピュータのUSBポートと携帯を接続します。
    USB Cableが使える携帯電話は最近のものしかありませんが、いちばん簡単な方法です。
     
  3. 赤外線接続
    携帯とコンピュータを赤外線で接続します。
    携帯が赤外線接続をサポートする必要があります。
    コンピュータ側はIrCOMM規格をサポートする赤外線ポートがあれば利用可能ですが、メーカーによっては別途メーカーが提供するドライバを組み込む必要があります。
     
  4. Bluetooth接続
    最近はBluetoothを内蔵した携帯が徐々に出てきました。
    これからの主流になるでしょう。
     
  5. DATA Card
    携帯とコンピュータをDATA Card経由でケーブル接続します。
    ケーブルは携帯の機種により異なるため、各機種にあったケーブルを準備する必要があります。
    最近はこのタイプは減りつつあります。
     
  6. CARD PHONE
    P-inのようなカード型携帯です。主にデータ通信に使いますが、マイクとイヤフォンを接続して音声通話も出来ます。
    以下のようなものがあります。

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