渋滞を考慮した最適経路問題への人工生命の適用


975003天野 潤
975039小野 伸昌
975104千々岩 志郎

概要

現在、道路には大まかな地域までの道標や案内がされている。しかし始めて訪れた土地では主要な道路(分かりやすい道路)を通り目的地に到達する場合が多いだろう。また、次第に慣れてくれば近道や回り道にも詳しくなるし、どの道が常に混雑しているのか、空いているのかと言う事も分かってくる。このようにしていく間に各個人それぞれ自分が最短(最短時間)で目的地に着くことのできる道を持つことになるのだと思う。 このようにして、特に通勤や通学をされている人が数多く存在すると思われる。本研究ではこうして、ある地域の人(全体)が最短(最短時間)で目的地に着くことのできる道を持つまでを考えていきたい。 今後は個人ではカーナビゲーション、全体では道路交通情報を日本道路交通情報センター(JARTIC)などから総合情報を得ることによって道路を快適に進むことができるようになると思われる。しかし、利便性、迅速性、快適性で現在の自動車交通を上回る交通サービスを作り出さなければならない。そこで本研究のアルゴリズムを総合交通ネットワークの一つとして利用されていけば良いと考えている。

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