
愛知工業大学 工学部 社会基盤学科は
2025年に60周年を迎えます。








GREETING学科長挨拶
愛知工業大学に土木工学科が1965年に開設されて今年は60年になります。人で言うと還暦の年となります。
国土の発展と社会基盤(インフラ)の整備とともに歩み、大きな自然災害を経験する度に成長してきた土木工学は工学の中心的な学問分野です。本学を始め近隣の大学では、伊勢湾台風を機に土木工学系の学科が設置され、多くの人材を世に輩出してきました。その中でも、本学は中部地区を代表する大型振動台や電子顕微鏡など、最近では耐震実験センターや地域防災研究センターなど、多くの特徴的な唯一無二と言っても過言では無いくらいの研究設備を有し、それらを駆使した研究を行い、成果をあげてきました。昭和100年を迎え、昭和40年代の高度経済成長期に建設した社会基盤は、従来の想定を上回る規模の自然災害に加えて、老朽化による、想定外の損傷の両方に対応するまちづくり(社会基盤の整備と維持管理)が喫緊の課題となっております。
愛知工業大学土木工学科(現社会基盤学科)の創設期の教員はすべて入れ替わっていますが、これまでもこれからも、創設期のイズムは継承しつつ、土木工学を中心とする知識と経験に加えて、学際領域の学問分野とも協力しながら、まちづくり(社会基盤の整備と維持管理)に邁進していきます。この60年間に経験した 伊勢湾台風、兵庫県南部地震を始めとした、自然災害のみならず、発生が危惧されている、南海トラフ地震、風速60mを超えるようなスーパー台風などの未知の自然災害に、建設後60年を超え老朽化したインフラは耐えられるのか?の問いに対して、まだ誰も答えが見つかっていない現状では、これからの若い力が必要不可欠です。
若い諸君は、是非、本学に集い特徴的な研究設備を使って、共に新しい課題に立ち向かって行こうではありませんか。また、既に実務につかれている方々も、課題解決の一助となる議論が出来るのではと思っております。
これまでの、ご支援に感謝し、これからの活躍に期待しつつ、60周年に向けての挨拶とさせていただきます。
工学部社会基盤学科 学科長
鈴木森晶
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