ウェールズ日本人補習授業校
ウェールズ日本人補習授業校 (Japanese Saturday School in Wales)
ウェールズ日本人補習授業校がカーディフにできたのは1981年のことであった。この補習校はウェールズの日本人会に加盟している日本企業が中心となり設立されたいわゆる企業立校で、文部科学省から補助はあるが、校長は派遣されない。また海外教育財団より毎年16万円程度の物納援助がある。
当初は、生徒44名、5学級でスタートしたが、1988年には教員9名、生徒73名の8学級となった。2001年のウェールズ日本人補習授業校は、カーディフのウィチャーチ・ハイスクール内にあり、生徒数約120人、教員13名であり、生徒数では、ロンドン(約580人)やダービー(約130)に続く大規模なものである。
補習授業校と生徒数
ロンドン (約580人)
ダービー (約130)
ウェールズ (120人)
マンチェスター(80人)
エジンバラ (75〜80人)
テルフォード (75人)
ニューカースル(70人)
ヨークシャー (40人)
生徒の通学圏は、西はスオンジー、東はニューポート、そしてイングランドのグロースター、さらにレディングまで広がっているという。 授業は毎週土曜日の9時から3時まで、カーディフの郊外ウィチャーチにあるウィチャーチ・ハイスクールを借り、校長先生以下13名の先生が、国語と算数の授業を行っている。先生の多くは永住組みであり、今後もウェールズにおける日本人子弟の教育にあたられるはずである。先生方には毎年1回、文部科学省および外務省の行う研修会があり、1校2名が参加できる。(ただし3人目からは費用は学校持ちとなる。)
1年は3学期からなり、学費は学期ごとに1人180ポンド(ただし日本人会に未加入の企業等の子弟はプラス20ポンド)、高校生は午後にのみ授業が行われ、費用は80ポンドである。年間の主な行事としては、6月に運動会が日本人会との共催で行われる。8月にはサマースクール。9月にはバス3台を仕立て遠足が行われる。行く先はマナーハウスや有名な古城である。2月に学習発表会もある。
ウィチャーチ・ハイスクールには日本人学校用の図書室が常設されており、現在約3000冊の図書がある。毎年バザーを行い、収益金で図書を購入している。もちろん貸し出しも行っている。
5年前からは8月に3日間サマースクールが開かれ、家庭科、調理実習、ミニ運動会、理科の学習(圧力)、社会など、また選択コースとして、絵手紙、手芸、音楽などが行われ、半数以上の生徒が参加している。
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ウェールズ日本人補習授業校の住所:
Whitchurch Upper School
Penlline Road, Whitchurch, Cardiff