プロダクションノート

戦国武将は現代のヒーロー。痛快!築城エンタテイメント

名古屋城をはじめ、全国各地の城が次々と400周年を迎え、空前の城ブームが到来しつつある。ヒーロー不在の中、多くの現代人が戦国武将の何事にもブレない誇り高い生き方や力強いリーダーシップを求め始めている中、本作は誕生した。監督は今作が長編デビューとなる古波津陽。2005年アメリカサンフェルナンドヴァレー国際映画祭で最優秀外国語映画賞を受賞した自作の短編「築城せよ。」をもとにストーリーを組み立てなおし、戦国武将のロマンを現代に蘇らせる。高さ約25メートル、約12,000個を使って作り上げた段ボールの巨大セットは、見るものを圧倒し、大スクリーンならではの醍醐味を堪能させてくれる。日本映画としては初めてとなる超高性能デジタルカメラ「RED ONE」が使用され臨場感たっぷりの大迫力の映像がスクリーン狭しと繰り広げられる。

不確かな時代だからこそ、大切な”ものづくり”

本作は、「ものづくり、人づくり、地域づくり」を基本コンセプトとした愛知工業大学開学50周年記念事業として、美術部門、エキストラほか数多くの学生たちが映画づくりに参加。大学自体が映画製作に協力したのは、本作が初めて。学生の熱気は、役者、製作スタッフを大いに刺激し、住民と武将たちが一緒になって城を築城していくストーリーを地で行くかのように、過酷な映画製作現場は大変に熱気を帯びたものになった。未曾有の不況といわれる今、言い知れない不安を感じている多くの現代人に、”ものづくり”という人間本来の喜びを実感させてくれると同時に、物事を成し遂げる勇気を与えてくれるだろう。