2001年後期 土木環境工学 成績

得点分布のグラフ


総評

 前年と比べ全体的に試験の得点が低かった。 これは、記述問題の採点基準を厳しくし、配点を増やしたことによると考えられ、 学生諸君の理解度は前年とほぼ同様と感じられる。 授業でも強調したように、マスコミを通じて得られる情報を鵜呑みにしていると、 土木技術者として環境対策について適切な判断ができなくなる場合が、現状では多々あると言わざるを得ない。 内田の授業で身につけた環境対策の考え方を思い出して、的確な判断を心がけてほしい。

各評価ごとのコメント

・A評価
 授業をよく聞いて少なくともあらすじはよく理解していると思われる。 環境対策の考え方についての浅薄な誤解も少ない。
 ただし、試験点数上位の数人とその他大多数との理解の差がおそらく大きい。 上位数人は授業の細部までよく理解していることがわかるのに対して、 その他大多数は理解に正確でない部分があるか、 あるいは自分の理解を正確に記述することが十分にできていない。

・B評価
 授業をよく聞いていなかったか、あるいは出席率が低かったため、理解が十分でない。 あるいは、理解したことを文章に的確に記述することができていない。 しかし、環境対策の考え方についての致命的な誤解はほとんどない。

・C評価
 授業内容の理解がかなり不足しているが、最低限度の理解には達していると認められる。

・E評価
 授業内容の理解がはなはだ不十分で、しばしば環境対策の考え方について致命的な誤解をしている。 授業に出ていてもほとんど聞いていなかったか、あるいはほとんど出なかったためと思われるので、 再試験は行わず、単位を取得したい者は再履修をしてもらう。

 なお、C評価、E評価の者には、人に読んでもらおうという意志がほとんど感じられない粗雑な文章 (例:、。がない文;主語と述語のつじつまが合っていない文)を記述問題の答としていることがしばしばあった。 そのような文章の書き方を続けていると、たちまちは就職活動に、さらには卒業後の社会生活にも、 重大な悪影響を及ぼすおそれがあるので、すぐに直すように。

 答案の返却を希望する者は、eメールで内田に申し出よ。 内田の研究室前の箱に出しておく。



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