ネット詐欺
増え続けるネット詐欺の被害
現在、インターネットの普及率は60%を超え、仕事や買い物はもちろん、
個人情報などの重要な情報のやりとりにもインターネットが使われるようになりました。
しかし、ネットの普及と共にさまざまなネット詐欺が増え、その被害者数は年々増加しています。更に、携帯電話が普及した影響もあり、未成年の被害者が増えているのも事実です。
なぜいつまでもネット詐欺を防止することができないのでしょうか?
それは、ネットユーザーのネット犯罪に関する情報不足、ネット犯罪に対する対応不足があげられます。
多くのネット詐欺は事前に知っていれば防げるものばかりですが、
ネット詐欺への関心は実際に被害にあってからでないとわかないのが現状です。
ネット詐欺の中でも、特に被害が多いのがオークション詐欺、次に被害が多いのがこのクリック詐欺です。
グラフを見てもわかるように、2005年以降、クリック詐欺の被害は増加傾向にあります。寄せられていない相談数も合わせると、更に多くの被害が考えられます。
ワンクリック詐欺の被害率は男性が34.3%で、女性が23.4%です。アダルトサイトにアクセスすることが多い男性の被害が目立ち、最も被害を受けているのは15〜19歳の若年層です。
更に、不正請求に応じて料金を支払ってしまう確率は世代で50%を上回り、ワンクリック詐欺による支払額の平均は1万5373円です。
† ワンクリック詐欺ユーザがWebページのURLや画像をクリックすると、突然「登録完了しました。◯月◯日までに利用料金を振り込んでください。」と不正な料金の支払いを要求する画面を表示させます。
† ツークリック詐欺ユーザがURLや画像をクリックすると、次に規約などの確認画面が表示されます。
実はその中に紛れ込むように料金が明示してあり、 それに気づかずに同意ボタンなどをクリックすることで、料金請求画面が表示されます。
結局ワンクリック詐欺と同じで、不正な料金請求をされますが、数回のクリックを必要とするため、ツークリック詐欺と呼ばれています。
これらのクリック詐欺は、いずれも料金を払う必要は全くありません。パソコン内から個人情報を収集しているように見える動画を表示し、ユーザ自身が自分の不安感をあおったり、落ち度を指摘して「払わなければならない」と思わせたりと、心理的な部分を狙った大変悪質なものです。もしクリック詐欺にあっても慌ててはいけません。
料金請求の他にも、ユーザのプロバイダ名やIPアドレスなどを表示し個人情報を取得しているかのような画面が表示されることもありますが、 ユーザがWebページを見ただけでは相手に個人情報を知られることはありません。
しかし、こちらから相手に連絡をしてしまうと、逆に連絡手段として使用され、個人情報を聞かれ恐喝されたり、しつこい請求を受ける原因になってしまいます。メールアドレスや電話番号ならばたいていのクリック詐欺は無視を決め込んでください。
† フィッシング詐欺
実在する銀行やショッピングサイト、オンラインサイトなどを装って、 「個人情報を再登録してください。」といった内容のメールをユーザに送り、本物にそっくりな偽のサイトにアクセスさせます。
そこで住所やクレジットカード番号、パスワードなどを入力させ、ユーザーの個人情報を不正に入手します。それを元に、金銭的被害をもたらせます。他にも、なりすましなどに利用され、加害者にされてしまうケースもあります。
銀行やクレジットカード会社は、確認のために個人情報の入力を求めることはありません。 もしその様なメールが送られてきたら、そのメールの送信者とされる企業の実際のホームページや窓口に確認が必要です。
† チケット詐欺「◯◯のコンサートチケットを売ります」などと掲示板に書きこみをし、購入希望者に入金を確認してから郵送すると言い、代金だけをとる詐欺です。
最初のうちは「忙しくて送るのが遅れている。」
などと購入者に連絡をしますが、最後には相手との連絡が途絶えてしまい、結果お金だけをとられてしまいます。また、中身が違ったという例もあります。
この詐欺は特に十代の被害が増えていています。
一番いい対策方法は、正しいルートでチケットを購入することです。
どうしてもという時は、交換方法を代引きにしたり、相手の電話番号や住所が実在するものであるかどうかを確認しましょう。しかし、どの方法にしても。電話でこまめに連絡を取り合い、少しでも怪しければすぐに取引を中断してください。
世界的な大事件や大事故に便乗したり、自分の不幸などをネタに、
自分で作ったホームページやメールで募金の呼びかけをします。集めたお金は、詐欺師のいいように使われてしまいます。
もしインターネットで募金をする場合は、募金先の組織が正しいものか
調べましょう。
「無料お試し」などと甘い言葉で入会を誘い、利用者の不注意を狙って有料会員に登録されるようにしむける詐欺です。
多くの人が、無料期間が過ぎれば無料会員から削除されると思ってしまいますが、悪質なサイトでは自動的に有料会員に登録されてしまいます。
また、一週間以内に解約をしても、解約手続きが完了するのに2、3日かかり結局有料会員登録されてしまうことがほとんどなので、サービスを利用する際は利用規約を読むこと、悪質なサイトでないかを調べた上でサイトを利用しましょう。
被害にあってしまったら
未成年者は特に一人で抱え込まず、必ず保護者に報告してください。自分で解決しようとして、更に被害を受けてしまう危険もあります。
報告をした上で、保護者と一緒に解決方法を探しましょう。
ネット詐欺にあったら、まず最初に取引のページを保存して念のためプリントアウトもしておきましょう。
もし警察に被害届を出すことになった場合、取引のページや状況が必要になります。そのページがインターネット上から削除されてしまうと、あとで確認ができなくなるので早めの保存が必要になります。
クリックして表示できるページはすべてできるだけ保存しておきましょう。
Internet Explorerのファイルメニューの[名前を付けて保存]をクリック→フォルダを作って保存をします
† 個人情報を盗まれてしまった
個人情報を盗まれてしまった場合はすぐに最寄りの警察に相談してください。
また、クレジットカード番号などの情報を取られてしまった場合は、すぐにそのクレジットカード会社や金融機関に相談し、指示に従ってください。具体的には、クレジットカード番号の変更や解約、警察への相談です。
また下記のような相談窓口にも様々な対策が書かれています。