日本におけるモダンヒューリスティック手法の動向
-シミュレーテッドアニーリング法と遺伝的アルゴリズム-
概要
組合せ最適化問題は、厳密解法では計算量が膨大になるために近似解法にあたるモダンヒューリスティック手法を用いる傾向がある。モダンヒューリスティック手法には局所探索法、タブー探索、ニューラルネットワーク、シミュレーテッドアニーリング法(以下、SA法)、遺伝的アルゴリズム(以下、GA)が挙げられる。本研究では調査対象をSA法とGAに限定して、1990年以降の日本における各情報系学会誌及び論文誌から個々の関連性をまとめ、モダンヒューリスティック手法の動向を検討していく。