Javaによる対戦型チェスの自動化アルゴリズム


T00036可知 友佑

概要

1997年、米IBM社製のチェス専用スーパーコンピュータ「Deep Blue」が、チェス世界チャンピオンであるGary Kasparov氏を 2勝1敗3引き分けで破った。このことは「コンピュータ、人間に勝つ」のニュースとして、衝撃をもって世界を駆けめぐった。 コンピュータチェスと人間の戦いは今、新しい段階を迎えている。2002年1月、パソコンで作動するイスラエル製の市販チェスソフト 「Deep Jr.」とKasparov氏が対戦し、結果は、6戦して1勝1敗4引き分けと互角となった。 1秒間に数億手読むスーパーコンピューター相手ではなく、1分間に数百万手読むと見られるパソコンとの戦いに舞台が移っているといえる。 これは、パソコン自体の処理の高速化も起因の1つだといえるが、それ以上に大きなのはコンピュータのチェスアルゴリズムの向上である。 このことにより、コンピュータチェスの存在がより身近なものになってきている。それにより、C言語や、C++言語などで、作られたコンピュータチェスプログラム をインターネット上で見かけることが多くなった。 本研究では、現在オブジェクト指向型言語として注目を浴びており、Virtual Machine (以下VMとする) をインストールすることにより、 オペレーティングシステムに依存することなく動作可能なJava言語を用いて、一般的なパソコンでどの程度のコンピュータチェスを実現することができるか、 又、そのための最適なアルゴリズムはどのようなものかを研究する。

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