Webインターフェースによるカロリー計算データベースの構築


T00113西元 雄大
T00123原沢 孝志
T00127樋口 雅子

概要

飽食といわれる今日、日本人の栄養摂取状況は野菜中心だった食生活から肉食中心の欧米化した食生活に移行している。高カロリー摂取、土壌の栄養低下によるビタミン・ミネラルの摂取不良など日本人は栄養不足の傾向にある。 国内外の主力サイトで運用されているデータサービスとして、文部科学省では直接資料を電子媒体での配布、公開は行っていない。独立行政法人科学技術振興機構が科学技術振興調整費研究「食品成分データベースの仕様等作成に関する実証研究」の一環として開発したものが試験的にhttp://food.tokyo.jst.go.jp/で公開されている。また江崎グリコ株式会社の栄養成分ナビゲーターもhttp://www.glico.co.jp/cgi-bin/navi/gonavi.cgiで食品成分値の情報を提供している。しかし、各食材の成分値を参照し、取得した成分値を単純に合計するシステムにとどまっている。レシピと食品成分値を密接に連動させたシステムは未だ構築されていないのが現状である。 本研究では、データベースサーバMySQL、WebサーバApache、両サーバとの親和性が高いPHPを軸としWebインターフェースによるカロリー計算データベースの構築を行う。食品成分値とレシピの連携を深め、算出結果を分かり易く表示し、ユーザが使いやすいシステムの構築を目指す。 Webシステムの公開、不特定多数のユーザを対象とした無償利用の提供も念頭におく。そのためセキュリティー対策を適切に講じる。

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