MI-C1

 1999年12月7日パワーザウルスシリーズに新機種MI-C1が加わりました
 MI-C1も他のMIシリーズのザウルスと同様に、海外でも利用できます。


  MI-C1は、カラーポケットMI-310の後継モデルで、反射型TFTカラー液晶を搭載しながらアイゲッティ並のサイズを実現しています。ただし、MI-310と比較すると下記の短所があり、MI-C1は海外で通信する用途にはお勧めできません。

・モデム非内蔵
・乾電池非対応
・付属ACアダプタは100〜240V非対応
 ※別売りのACアダプタ EA-59(100〜240V対応 5,000円)を使用可能。
・ニフティサーブ通信機能なし
・パソコンネット通信機能なし
・TELNET機能なし
・FAX送受信機能なし
・プリンタ印刷機能なし
・パソコン連携キット(CE-C1PK 10,000円)別売り。

パソコン連携キットとCFモデムカード(TDK製DF56CF 21,800円)を揃えると定価で約12万円となり、MI-310より高価になってしまいます。

MI-C1の仕様
形名 MI-C1
愛称 パワーザウルス
標準価格 88,000円
発売日 1999年12月07
表示部 320×240ドット
65,536色3.9型新反射型TFT
本体メモリー ユーザーエリア:約7MB
電子メール POP認証有り 最大512KB
WWWブラウザ SSL/Cookie対応
TELNET 無し
パソコン通信 無し
FAX送受信 無し
内蔵モデム 無し
カードスロット CFカードType1
シリアルポート オプションポート16
光通信 IrDA/IrTran-P/ASK
電源 DC3.6V
Liイオン充電池(AD-T51BT)
消費電力 0.9W
使用時間 表示:最大16時間
外形寸法 136×80×15.5mm
質量 約180g
ACアダプター 付属(EA-65)
携帯型キーボード ○(CE-KB1 9,000円)
デジタルカメラ ○(CE-AG06 24,000円)
ROMカード対応
VGAカード対応 ×

 

海外アクセスの実際(MI-C1)
 
インターネット関係の設定の仕様は、ほとんどがアイクルーズと同じになっています。基本的にはアイクルーズに関する説明を参考にして下さい。

●通信環境のセットアップ
MI-C1のインターネットトップ画面、接続機器設置画面はMI-EX1と同様な表示に成っています。本書のP.57-58を参考に以下の項目を設定します。
・ポート
MI-C1には内蔵モデムはありません。「カード」を選択しましょう。
・スピーカー
・外線番号
外線番号が必要なときは設定します。
・ダイヤル
・転送スピード
・初期化文字列
「ATX3」と入力します。
・モデム

 

・接続先の設定
1.接続先の登録
MI-C1では「操作メニュー」の「操作」タブ内の「接続先設定」をタッチすると、「接続先追加/修正/削除」画面が現れます。ここで、
 ・接続先
 ・よみ
 ・電話番号
を設定します。

アイクルーズ、アイゲッティ、カラーポケットと同様に「基本1」、「基本2」、「詳細1」、「詳細2」、「詳細3」の設定画面があります。設定方法はこれらの機種と同じです。本書のP.63〜を参考にして設定してください。
 ・コネクションID
 ・コネクションパスワード
 ・ネームサーバー
 ・Proxyサーバー
 ・メールアカウント
 ・メールパスワード
 ・メールアドレス
 ・接続手順
等を、必要に応じて設定します。
・インターネット接続アシスト
 MI-C1も「インターネット接続アシスト」がプリインストールされています。AT&Tビジネスインターネット接続サービス(ネットパスポート)については、MI-C1発売開始時点でドメイン名の変更が成されていません。従いまして、本書のP.75での説明(ibm.net→attglobal.netの読み替えが必要)はそのままMI-C1についても適用されます。「インターネット接続アシスト」の基本仕様に変更はありません。
 
2.メール送受信のための設定
MI-C1のメールの「条件(Internet)」は、アイクルーズ、アイゲッティと同じ仕様になっています。従来のパワーザウルスでは無かった「メールを送信前にPOP認証」という項目が加わりました。その他の基本仕様に変更はありません。本書のP.125〜を参考にして設定してください。
 
3.ブラウザの条件設定
MI-C1のブラウザの「条件設定」画面は「操作メニュー」の「操作」タブ内の「インターネット条件設定」をタッチすると現れます。「条件設定」内の各画面は、アイクルーズと同じです。ただし、「リンクへのタッチ音」を「鳴らす/鳴らさない」の設定項目が新たに追加となっています。P.141-144を参考にして設定してください。
 

・その他の情報

●CFカードでパワーアップ
 MI-C1の購入時の空き容量は2MBしかありません。データやMOREソフトを追加したり、デジタルカメラを使用するにはメモリが足りないため、別途CFカードを購入して本体の常時使わないデータやMOREソフトをカードに移動してやる必要があります。本体のバックアップデータも保存できるように最低でも32MBの容量のCFカードを用意しましょう。

●デジタルカメラカードを活用する
 MI-C1はCFカードスロット対応のデジタルカメラカード(CE-AG0624,000円)を利用できます。ただし、35万画素と低画質なので観賞用の写真には向いていません。メモ変わりに手軽に情報を画像で取り込むという使い方になります。レンズカバーがないので別途カメラ用ケースを用意して傷やほこりから守る必要があります。