AIT鉄人3号 開発予定

AIT鉄人3号の今後の製作方針です。(あくまで現段階の方針であって、どこまでできるかわかりません。)

  1. 大型化
    やはりデモ時のアピール度を考えると、更なる大型化が必要となる。AIT鉄人3号では、サーボをより強力なものにすることにより、運動性能を落とさずに大型化を図る。
     使用サーボ:JR DSR8801
     身長:50cm越えを目指したいが、トルクから計算すると40-45cmが限界か
     体重:3.0kg以下
     バッテリー:7.4Vリチウムポリマー
     
  2. 運動性能の向上
    サーボを2個増やし、胴体の回転と前後への折り曲げ方向の運動を付け加える
    センサは3軸角加速度ジャイロの他に足裏圧力センサを検討
     
  3. 視覚機能
    視覚機能による自律動作を行えるようにする。
    機能的には全方位カメラをつけたほうが簡単で有利だが、本プロジェクトの、目標は鉄人28号・ヒューマノイドタイプである。やはり2眼式にこだわるか。迷うところ。とりあえず2眼式で首を振るタイプで試作・検討。
     
  4. コントローラ
    鉄人28号で金田少年が持っているようなコントローラを作る。原作の鉄人28号のコントローラの仕様については、諸説がある。音声認識機能を持っているとの説に従い、AIT鉄人でも音声認識を採用する。
     
  5. カスタムCPU
    SH2等の汎用CPUは必ずしもロボット制御にはむいていない。また、CPU以外に外部に回路が必要になる。そこで、ヒューマノイドロボットの制御にむいたカスタムCPUをFPGAにより作る。
     FPGA:SPARTAN
     ベースソフトプロセッサコア:MicroBlaze
     
  6. リアルタイムOS
    画像処理など複雑な処理が増えてくると、やはりプログラムはOS上で動かした方が良いと考えられる。そこで、組み込み向けリアルタイムOSの採用を検討する。
      リアルタイムOS:μITRON
     
  7. 外装
    外装が一番の問題。AIT鉄人2号では、色んな手法・材料を試しながら試行錯誤で一応鉄人28号風にしたが、まだまだ素人っぽさ全開。取りあえずは配線はすべて隠せるようにしたい。外装の作り方について更に勉強・実験が必要。ABS樹脂3Dモデラか光造型機が欲しい。自分たちで作るか・・・・

 完成目標:2005年3月