ワールドレコーズ
トーナメント第1戦

 それは12月のある一本のメールから始まった。「こちらワールドレコーズですが、ロボットバトルに興味ありませんか?」。「格闘技の経験は無いですけど、ビジュアル的には視聴者に楽しんでもらえると思います。面白そうなので、よろしくお願いします。」と早速返信した。ということで、始まったテレビ出演。既に鉄人3号の開発に入り、引退状態に成っていた鉄人2号を引っ張り出し、へばっていたサーボを取り替えるなど、急遽整備しなおして、取りあえずいろんなモーションを撮影したビデオをテレビ局に送りました。決まった対戦相手は、なんとあの国民的人気者「アフロ」を作り出した菅原さんらのチームが作ったロボットとのこと。初陣の相手がいきなりこんなビッグネームになるとは。
 1月中旬にテレビ局から大学に下見に来られ、1月下旬に大学構内の本格ロケ。朝11時から夜8時までみっちり撮影しました。(それでも番組で流れるのはほんの数分なんですよね。)そこで知った、ガンダムーとの体格差。パンチ出しても足にしか当たらないんじゃないか?でも、相手のパンチは頭の上を抜けるだけなんじゃとか色々話しながら、作戦を考える。
 そして、1月31日夜にリハーサル。九大の皆さんや、菅原さんたちと始めてお会いしました。リハも無事済み、Kディレクターと焼肉食べながら本番の打ち合わせ。12時を回ってホテルへ戻り、朝まで鉄人2号との最終作戦会議(調整)。
一緒に来たF先生は夜のネオンに消えた?しかし、どうやら会議の内容を、廊下で敵に聞かれてしまったようだ。しまった。
 そして迎えた本番当日。午前中にまたリハーサル。今回の収録で一番心配だったのが、音声認識。音声認識は周りがうるさいと、とたんに認識精度が落ちる。これまで指向性マイクとか骨伝導マイクとかいろんなタイプのマイクを試したが、指向性が良くてなおかつ音質の良いマイクがなかなか見つからなかった。当然スタジオの騒がしさは最高レベル。しかし、さすが音声さん。音のプロです。見事に周りの音を消してくれました。
あのマイク欲しい。今度値段を聞こう。
 ここで、初めて全てのトーナメント参加ロボットを知る。みんなでかい。危うし鉄人2号。ガンダムーの演出は、TV局も面白いことを考えたものです。リハ見ながら大笑いしていました。素人にはとてもまねできません。ガンダムファンにはたまらないですね。ガンダムーを操縦する勝俣さんは40度の熱があるのにカメラが回るとハイテンション。流石プロです。
 そして、第1戦の結果はというと、負けてしまいました。非常に悔しい結果でした。何が悔しいかって?そりゃもう、笑いを十分取れなかったことです。
負けたことじゃないんかい。色んな笑いネタを考えていたのですが、半分も出せなかったです。おいしい笑いのパスもうまく出せなくて、勝俣さんや内村さんには申し訳なかったです。m(_ _)m 初テレビで、途中コンピュータトラブルで一部の機能が使えなくなるなどもあり、遊ぶ余裕がありませんでした。大学に戻ると、コンピュータは何も無かった様に動くんですよねー。なんだったんだ?次回対戦予定の皆様、よろしくお願いいたします。次回は遂に鉄人2号の封印を解く時がきた(謎
 菅原さん達や先川原先生には、次回ROBO-ONEへの参加のお誘いを受けました。現在、旅費をどうするか協議中。前向きに検討しております。ROBO-ONEも東京方面ばかりでやらずに、年2回のうち1回ぐらいは地方でやってもらいたいものです。今年の夏は愛知工業大学でやるとか(もちろん会場は無料提供できるでしょうし、スポンサー料も多少出るかも)。すぐ隣は万博会場だし、万博会場ではROBO-ONE関係者の本業のロボットも多数出ているようです。愛知入りしている人も多いと聞きます。ROBO-ONE&万博ロボット観賞ツアーなんて如何でしょう。ゲストは来月から上映が始まる実写版映画「鉄人28号」の監督冨樫氏。ぜひお願いしたいです。

http://www.ntv.co.jp/wrs/renewal/kettei/20050206/main.html
 

スタジオリハーサル ガンダムー VS 鉄人2号 戦い終わって仲良く記念撮影