中部の私立大学展
2005年5月14日ー15日

 中部地方の私立大学が一堂に会して開催される「中部の私立大学展」、昨年に引き続き今年もお呼びがかかって、鉄人のデモを行いました。デモ内容は

  • 音声認識によるAIT鉄人2号の操作
  • ロボット組み立てLIVE (^^)
 いまどき、2足歩行ぐらいでは高校生は驚いてくれないが、音声で動くとさすがにみんな驚く。
 相変わらず来場者は女子学生が多い。昨年は女子学生はなかなか見てくれなかったのだが、今年はちょっと違う。”あ!テレビに出ていたやつだー”、”見た!見た!すっごい面白かったー”といって見てくれる女子学生も。また、なにゆえか小中学生も多い。鉄人2号ブースは時には託児所と化していた。まあ、未来の大学受験生ですから、これで工学に興味を持ち、将来愛工大を受けてもらえればもらえればうれしいです。なかには、鉄人2号を見て”すげー。愛工大受けてみるかな”といって、大学の説明を聞いてくれる高校生もいた。こういう声を聞くのが一番うれしい。そうです。愛工大にくればあなたでもこんなロボットが作れるのです!

 また、今年はこの大学展の40周年記念(そんな前からやってたんだ)ということで、特別企画として模擬講義が企画されました。全大学内から各分野ごとに1講義。工学分野の模擬講義として、鉄人に・・・じゃなくてF先生に依頼が。(最近、F先生の下には鉄人がらみの講演や模擬講義、デモの依頼が増えている。)鉄人もご一緒にお願いしますとのこと。ということで「ロボティクス入門ー大学で学ぶ2足歩行ロボット技術ー」と題して、鉄人2号に使われている技術を例にして大学の講義内容を簡単に説明。鉄人2号も動かして説明されました。一応高校生とその父兄が対象だが、なぜか小中学生もちらほら。講義内容は高3をメインターゲットに、最初はアニメのロボットの話から入って、後半は大学の勉強内容を説明。後半は運動学・動力学・ZMP・センサーの話が中心になったため、小学生には難しかったようです。ワールドレコーズの映像も流そうと日テレに交渉したものの、タレントが映っているシーンはだめなんだとか。あの映像は、高校生にロボットに興味を持ってもらうにはよいと思うのだが、残念。
 ところで、大学展の会場には総長や学長も陣中見舞い?にいらっしゃいました。実は大学の「鉄人28号」の契約はもうすぐ更新時期。今回更新は行わないという噂を聞いていました。そこで、学長にこの件をお聞きしたところ、我々の活動の甲斐もあってか、「”愛知工業大学=鉄人28号”のイメージがかなり定着してきたので、契約更新の方向で検討している。今後も活動をがんばって欲しい」とのお言葉。契約が切れるとこのプロジェクトもやりにくくなるので非常に心配していただけに、ちょっと安心。
 といった感じで、鉄人2号を2日間外部電源で連続動作をさせていたら、さすがに2日目の夕方にはモーターのパワーがダウン。横移動だけでも倒れるようになってしまった。2月のワールドレコーズからずっとオーバーホールしていないので、そろそろサーボも限界か。でも、鉄人2号用の新しいサーボを買う金は無い。鉄人3号の完成を急がねば。
 
愛知工業大学のブース 音声認識デモ
(動画:WMVファイル2.94MB
来場者にも音声認識で操作してもらいました
 
ロボット組み立てLIVE