RoBo☆CHAMP
ベイシティ杯

  ゴールデンウィークの5月3日、イオン名古屋ベイシティーで中部発の2足歩行ロボットバトル大会「RoBo☆CHAMPベイシティ杯 でらロボ決定戦」が開催された。第14回ROBO-ONE決勝出場権認定大会でもある。愛知工業大学からもロボットが出場したほか、愛知工業大学のブースを出展、また主催団体のためスタッフとしても働いた。
 
 鉄人プロジェクトからは2体のロボットが出場、その他愛知工業大学のロボットクラブ「RobotArt部」からも2体が出場した。鉄人プロジェクトから出場したのは新メンバーでこの4月からロボットを始めた初心者がほとんど。1体は鉄人4号Jr。これは気軽にバトルができるようにと制作した鉄人4号の小型機。昨年の卒業生が製作して残していったもので、新メンバーが引き継いで調整を行った。動きも軽快で期待していたが、残念ながら当日控室で調整中に回路がショート。ボードが壊れたようで動きがおかしくなり棄権。
 
 もう1台は、「鉄人3.5号ロボチャンプバージョン」。開発中の鉄人4号をベースにした1m級の大型機。鉄人4号の設計は昨年度の卒業生が行ったが、ロボチャンプの身長制限規定に引っ掛かる。また重量も6kgを超える。そこで上半身をロボチャンプ用に再設計、小型化、減量を行った。その結果、身長90cmになった。しながら部品調達などに手間取り、不慮の事故?もあって腕なしでの出場となった。モーションもイベント当日の朝4時に「前進」「後進」「左右旋回」「前後起き上がり」と基本のものだけ作るのが手いっぱいであった。攻撃モーションを全く作っていないので勝てそうにはないが、やはり参加することにこそ意義があるということで、この状態での参加を決定。(せめてもう1日欲しかった。)外装も作る時間がなかったために、子ども服を着用。小学校低学年程度の子ども服だがこれがまたぴったり。もっとも鉄人という感じではないので、リング名は「鉄くん」とした。試合は、第1回戦で今回優勝のCavalierと対戦。Cavalierとは身長的には1.5倍の違い。ただ、膝を大きく曲げているので、実際には2倍以上の差に見える。しかし、重量的には鉄くんとあまり変わらないようなので、重心の高い鉄人には不利とも思えるが、足裏サイズも倍ぐらい違うのでどうなのかな?という感じ。
 
 最初は、Cavalierに攻撃されるも、その大きさからびくともしなかったが、操縦練習不足で自らリングアウト。次は、スリップ?。この時横向きに倒れてしまいましたが、横向きからの起き上がりを作ってなかった。一度タイムを取って、仰向けからの起き上がりにトライ。ここで、ほとんどの観客はまず簡単には起き上がれないと見ていたようです。起き上がれなければその時点で敗戦決定ですが、起き上がれるんですよねーこれが。すくっとあっという間に立ち上がって、再びバトルへ。ここで、結構皆さんに驚いていただけました。しかしながら、最後は押し合いで転倒。多少後傾に成っているのはわかっていたんだすが、修正し忘れていました。またせめてキックモーションぐらい作っとくべきだったと反省。ということで、結局ストレート負け。でもまあ、観客の驚きの声を聞けただけで満足です。
 鉄くんは今回だけのつもりだったんですが、なかなか安定してますしかわいいので、気に入ってしまいました。このまま残したい気も。でも、別途鉄人4号を作るお金もないし、うーん悩む。
 
リングは2.7m×2.7m四角と1.8m八角形の2つ Cavalier VS 鉄くん
画像をクリックするとビデオが再生されます(WMV:4.6MB)
  
鉄くんには(左上)、実現されなかった腕が付いてます 愛工大ブースも設置

 

  
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