WindowsCE用ダイアルアップスクリプトツール


WindowsCEを海外で使おうとした場合困るのが、ダイヤルアップの時にスクリプトを使えないことです。
CompuServeやiPass、AT&T World Netなど、スクリプトを必要とするプロバイダが多く存在します。
これまではダイヤル後にターミナルを開いてID、パスワード等を手で入れていました。

しかし、下記のWindowsCE用のダイヤルアップスクリプトツールを使用すれば、もうそのような手間は
必要ありません。

DialupMaster
   Peter's Web Site http://www.moreinfo.com.au/peterepeat/

US$14.95のシェアウェアです。でもこれだけの金を出すだけの価値のある優れたソフトです。
ただし、海外版のためインストール及び設定に少し注意が必要です
以下に、インストール及び設定方法を説明します。


ダウンロード

Peter's Web Site http://www.moreinfo.com.au/peterepeat/から母艦にダウンロードしてください。

インストール

ActiveSync 3.0の場合は、そのままインストーラによりインストールできます。以下は読み飛ばしてください。
WindowsCEサービスを使うときには以下のようにしてください。

WindowsCEサービスによるインストール

Windows CE サービスフォルダ(通常Program Filesフォルダ内にあります)に
"DialupMaster"という名前のフォルダを作成します。

その中に、ダウンロードしたZIPフォルダより以下のファイルをコピーします。
  DialupMaster.mips.cab
  DialupMaster.sh3.cab
  DialupMaster.sh4.cab
  DialupMaster.arm.cab
  DialupMasterAppMgr.ini
  readme.txt

母艦とCE機を接続します。
"DialupMasterAppMgr.ini"ファイルをWindowsCEサービスフォルダにある"CeAppMgr.exe"に
ドラッグアンドドロップします。

以上で、インストールされるはずです。


設定

CE機右下にDialupMasterのアイコンができているはずです。
ポップアップメニューで「Options」→「Properties」→「Advance」を開きます。
「Post Dial Terminal」を「ダイヤル後のターミナル」に変更します。(注:カタカナは半角にしてください。)

以上で初期設定は終わりました。


スクリプトを書く

DialupMasterのプロパティで「Login Scripts」を開きます。
「Enable all scripts」にチェックを入れます。
"When Connecting via"で関連付けるリモートネットワークを選びます。
Newボタンをタップすると、スクリプトの雛型が出てきます。
あとは、これを修正してスクリプトを書きます。
使えるコマンドは以下の2つだけです。

 DELAY=n :n秒待ちます
 SEND=text: textを送信します。

また、以下のマクロが使用できます。
 <username> : ユーザー名送信
 <password> : パスワード送信
 <domain> : ドメイン送信
 <cr> : 改行送信
ここに各種スクリプトを置きましたので、活用してみてください。



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