SMSとは


SMS

 SMS(Short Message Service:ショートメッセージサービス)とは、携帯電話間で短いテキスト(通常100から200文字)をやり取りするサービスのことです。E-mailとはまったく別のシステムです。送られたメッセージは一度サービスセンターに保存され、相手の携帯電話が受信可能状態になると送られます。
 多くの場合、同じGSMネットワーク同士であれば他のキャリアや他国の携帯にもメッセージを送ることができます。(キャリアや契約条件によっては、そのキャリア内でしか送受信できないこともあります。)
 SMSは前述のようにテキストのみしか扱えませんが、さらに高度なメッセージをやり取りできるようにした携帯もあります。

 

EMS

 EMS(Enhanced Messaging Service)は、従来のSMSに絵や音、画像、アニメーションを入れることができるようにしたサービスです。NOKIAを除く主要メーカーが採用(NOKIAはSmart Messagingという独自の規格を使用)。SMSと同様サービスセンターに保存され、相手が受信可能になった時点で送信されます。テキストは、フォントサイズやボールド、イタリックなどの指定、右寄せ左寄せセンタリングなどすることができます。画像は通常最大で96×64ピクセル(携帯によってはもっと大きいサイズも可能)、白黒のみでグレースケールには対応していません。サウンドはデフォルトで入っているものの他に、最大128バイトのサウンドを送ることも可能。アニメーションは8×8ピクセルと16×16ピクセルが可能で、デフォルトで入っているものの他に、自分で作ったものも可能。SMSとインフラに変更は無いため、携帯がEMSに対応していれば利用可能です。EMS対応の携帯は2001年より発売開始されました。なお、EMSをサポートしない携帯にEMSを送った場合、相手はまったく読めない場合もあるので注意が必要です。
 

MMS

 MMS(Multimedia Messaging Service)は、さらにカラー画像やビデオが入れられるなど、よりマルチメディア性を高めたサービスです。基本的にGPRS以降の高速ネットワークが必要とされます。プロトコルもインターネットと同じ物が使われ、携帯同士だけでなく、E-mailとのメッセージの送受信も楽になります。2002年にはサービスが開始される予定です。

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