O2 xda
続編


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xdaのレビューの続編です。今回は、xdaのROMおよびEffy-OpenEyesをアップグレードし、xdaを使ってみました。
ROMのアップグレード

 xdaはフラッシュうROMにソフトが入っているため、簡単にソフトのアップグレードができる。アップグレードはxdaのサイトからソフトをダウンロードし、ActiveSyncでインストールするだけ。あっという間に終わる。もちろん無料。今回のバージョン及びアップグレード内容は以下の通り。

バージョン
ROM version: 3.20.06 ENG
ROM date: 07/30/03
Radio: 4.21
Protocol: 32S54
アップグレード内容
  • ワイアレスモデム:xdaをモデムとして、PCからインターネットへの接続ができる
  • SIM Toolkit:オペレータがSIMで提供するアプリケーションが使える
  • Microsoft AKU5:PocketPC2002自体のアップデート
  • SMS Name:SMS受信時に電話帳の名前を表示
  • Auto Configuration(GPRS等の自動設定機能)対応のオペレータの追加
  • GPRS/GSMの性能向上

 ワイアレスモデムの機能は、シリアル接続と赤外線接続だけでUSB接続はサポートしていない。


Effy-OpenEyes3.0
 多国語入力支援ソフト
Effy-OpenEyesはバージョンが2.0から3.0に上がった。主な変更点は以下のようだ。
  • 多様な多言語入力
  • 多言語でRegional Settingサポート
  • 入力処理スピード向上
  • 効率的なメモリ使用
入力方式が少し変わった。従来はひらがな/カタカナを筆画で入力していたが、基本音と派生音による選択になった。具体的には、「へ」を選ぶ場合はまず「は」をタップする。すると、は行の文字や濁音などが出てくる。そこから「へ」を選択する。また、日本語の漢字の筆画入力(永字八方)にも対応した。従来よりも入力しやすく成った気がする。
ひらがな入力
 
Regional Settingが付いた


日本語IME comPOBOX
 Effy-OpenEyesはバージョンアップしたが、まだ辞書の学習機能が無いなどあまり賢くなく、入力はストレスがたまる。そこで、再度comPOBOXに挑戦した。使用したのは、こちらのcomPOBOX乙。Effy-OpenEyesのバージョンアップのためか、前回動かなかったcomPOBOX乙が動作した。ただし、画面のサイズが合わないようで、候補文字が入力ウィンドウの後ろに隠れるなど多少難がある。
 そこで、今度はPQBoxを試してみた。こちらはうまく動作した。これでかなり入力は快適になった。ただ、SIPに登録されないため、ON/OFFがちょっと面倒だ。メニューなどに登録しておく必要がある。
 なお、ATOK for Pocket PCについては、やはりうまく動作しない。

comPOBOX
候補文字などが隠れてします。
PQBox

メール

 もう1つの課題、メール。標準の受信トレイはどうしても使い難い。そこで再度nPOPに挑戦した。使ったバージョンはPocket PC 2002 (StrongARM, XScale) "npop101ppc2002.lzh"。Effy-OpenEyes3.0では、nPOPも特別な設定も無く動作した。

nPOPによる送信メールの作成 nPOPによる」メール受信

 


SDカード型AirH" AH-S101S
 xdaにはSDカードスロットが付いている。したがって、DDIポケットのSDカード型AirHカードを使えば日本でもxdaが携帯電話として使えるのではということで、試してみた。結果は残念ながら動作しなかった。どうやら、xdaのSDカードスロットはSD/MMCメモリーカード専用スロットであり、SDIOカードの規格に成っていないようだ。
 次期xdaではSDIOが公式サポートされるようなので、期待したい。

 

まとめ

 AirH"が使えないのは残念だが、日本語入力、メールともにかなり使いやすくなった。日本語版PocketPCに近い使い勝手だといえよう。


協力:テレコム新宿店


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