PCからのデータアクセス:
現在は最高速度9,600bpsのCSDがサポートされています。特別な手続きも不要。オーストラリア内では高速データ通信のGPRSのサービスも始まっていますが、現状ではローミング時のGPRSはサポートされていません。将来的にはサポートする予定のようです(オーストラリア内でのGPRSについては、まだ検証しておりません)。携帯本体ごとのレンタルの場合と違って、TelstraのポストペイドSIMの場合は国内通話は国際通話より安く設定されていますから、日本のアクセスポイントではなく、国内のアクセスポイントにつないだ方が安上がりです。
モデムで使用する携帯電話を選ぶ | アクセスポイントを選択。ダイヤル番号は、市内でも市外局番から | 9,600bpsでつながった |
さらに、Telstraでは自前のアクセスポイント(Mobile Internet)も持っています。特にプロバイダと契約していなくても、このアクセスポイントを使って、インターネットへの接続が可能です。設定は簡単で
で使えます。料金は1回22c(約15円)と月曜から金曜までは30秒16.5c(約10円)、その他は30秒8.25c(約5円)かかります(プラス セルマークワンさんの手数料)。また、"Mobile Internet Accelerator"と呼ばれるデータ圧縮サービスにより、プロキシー経由での高速通信サービスも行っています。ローミング先からでも、+61418707638で接続可能です。ただし、ローミング先から接続すると、オーストラリアまでの国際通話料で課金されます。残念ながらローミング時にはこのサービスは使いにくいでしょう。オーストラリア国内で使う場合はお勧めです。
SMS:
SMSC(SMSサービスセンター)は既にSIMに登録されています。ローミング中でもSMSの送信も受信も可能。ローミング中でもSMSの送信ができるのはポストペイドSIMの良い点です。
SMSCのSIMへの追加はできないようです。
E-mailゲートウェーもTelstraでは提供されていないようです。もちろん、サードパーティーのゲートウェーは使用可。
WAP:
WAPはデフォルトで設定されていないが利用できます。設定パラメータは以下のようです。
データアカウント
WAPアカウント
TelstraのWAPサイトでは、以下のサービスが受けられます。
|
各項目の詳しい内容は、以下のサイトを見てください。
http://www.telstra.com.au/mobilenet/phones/wap2/info.htm
ここで、出てくるEmailというのは、WAP経由でのEmailサービスです。これを利用するには、TelstraのホームページでWAP Emailの設定が必要です。 http://telstra.com/index.jhtml で"Join Now"をクリックします。すると、無料でメールアドレスが発行されます。メールボックス容量は4MBです。携帯本体とは直接関係しない登録ですので、レンタルSIMを返した後も登録はそのままで大丈夫です。 |
Telstraへの登録 | GetMailの登録 |
ただし、ローミング時にWAPを使うと、国際電話の通話料が課金されるので、お勧めしません。また、Telstraのサイトの情報の多くはオーストラリアに関するものなので、ローミングユーザには今ひとつ使いにくいこともあります。もちろんTelstra以外のサイトも見れますが。
その他のサービス:
SIMには以下のサービスへの番号が登録されています。
ただし、これらの機能はローミング中は使えないようです。(オーストラリア国内で使えるかどうかは未確認です)
TelstraのポストペイドSIMを使うと、利用の仕方によっては低コストで携帯電話を使うことができます。利用頻度によってはSwisscomのプリペイドSIMより安くつくことも多いかと思います。また、データ通信ができるというのも大きな利点です。自分で携帯電話本体を持っていて、たまに海外に出かける程度の人がデータ通信するには最適なSIMでしょう。いろんな国へ行くモバイラーにお勧めです。
このレビューは、セルマークワンさんのご協力でお送りしております。
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