SonyEricsson T610(第1回)


http://www.sonyericsson.com/t610/index.htm?overview/index.htm

 SonyEricsson T610はヒットしたT68iの後継機ともいえる機種。その驚異的なサイズに機能がぎっしり詰まっている。今回レビューするT610のファームウェアはR1A、初期バージョン、香港向けのモデル。


スペック:

 SonyEricssonT610の最大の特徴はそのサイズ。T68iからさらにコンパクトになっている。スクリーンは6万5千色になり、カメラが内蔵された。また、和音着信音、J2MEにも対応している。さらに、T68の問題点も改善されている。

Sony Ericsson T610のスペック
SonyEricsson T610 SonyEricssonT68i
ネットワーク EGSM900, GSM1800/1900 EGSM900, GSM1800/1900
重量 94g 84g
大きさ 102mm x 44mm x 19mm 100mm x 48mm x 20mm
ディスプレー 6万5千色カラー STN
128×160ピクセル
256色カラー STN
101×80ピクセル
バッテリー 770mAh, Li-Polymer BST-25 700mAh, Li-Ion
通話時間 14時間 3-12時間
待ち受け時間 315時間 8-16日
SMS MMS/EMS MMS/EMS
E-mail POP3/SMTP/IMAP4 POP3/SMTP/IMAP4
データ通信 GPRS
  (down
53.6kbps, up 13.4kbps)
HSCSD
  (down 43.2kbps, up 28.8kbps)
GPRS
  (down 40.2kbps, up 13.4kbps)
HSCSD
  (down 43.2kbps, up 28.8kbps)
WAP WAP2.0 WAP2.0
PCとの接続 Bluetooth
赤外線
USB
シリアル
Bluetooth
赤外線
USB

JAVA J2ME 非サポート
和音 32和音 非サポート

サイズ比較
SonyEricsson T610 SonyEricsson T68i ICテレフォンカード
94mm x 43mm x 17mm 100mm x 48mm x 20mm 86mm x 54mm
94g 84g -

 


ファーストインプレッション:

箱の中には、本体のほかLi-Polymerバッテリー、
充電器、
ストラップ、マニュアル、CD

 最初の感想はやはり小さいということ。良くこのサイズでカメラまで内蔵できたものだ。概観は幾分角ばっている。デザイン的には少しビジネス向けかも知れないが、小さいためカジュアルでの使用にも合いそうだ。持ち運びはすごくしやすい。
 筐体はプラスチックとアルミでできている。光沢仕上げになっているのだが、これが災いして指紋が目立ってしまうという欠点がある。特にプラスチック部分は指紋の汚さが気になる。そのためか、拭く為のクロスが付属している。
 また、海外の携帯電話には珍しく、ストラップも付属品として入っている。しかしながら、このストラップをどこにつけたら良いのか良くわからない。筐体にはそれらしき穴は無い。
 Sonyお得意のジョイスティックはもちろんついている。ジョイスティックを上に動かすとWAP,左に動かすとメッセージ作成、右に動かすとメニュー、下に動かすと電話帳にアクセスできる。これはなかなか使いやすい。さらにメニューボタンがBackボタンに変わった。ダイヤルボタンは押しやすい。


手に持つとこんな感じ ジョイスティック
左下がバックボタン
 

電源:

充電器はイギリス式コネクタ

 充電器はCST-13で、イギリスタイプのコネクタ。イギリス式コネクタを日本式に変える変換コネクタが必要だ。入力電圧は100-240V対応なので、変圧器は必要ない。バッテリーは薄型のLi-Polymer。通話時間14時間、待ち受け時間315時間とまずまずだ。

 






 

ディスプレー :

 ディスプレーは16bitsの6万5千色カラーSTN。128×160ピクセルだ。T68iより色数が多くなり、解像度も上がった。カラーはきれいに出ている。液晶のレスポンスも良好だ。ただ、屋外で少し見にくい。特に晴天時での屋外ではかなり視認度は悪くなる。屋外でよく使うのならば、壁紙の変更や輝度、コントラストの調整が必要だ。
 メニューはアイコン式で一度に12メニュー全部が表示できる。ジョイスティックでアイコンを選択できる。また、バックボタンで前の画面に簡単に戻ることができる。メニューの中に"Sony Ericsson"という名前がついているアイコンがある。これはSonyEricssonのWAPサイトにつながるメニューだ。WAPメニューとは別に作られている。T68iの最大の欠点だったメニューのレスポンスの遅さは、完全に改善されている。

6万5千色カラーディスプレー メニュー SonyEricssonをメニューから選ぶと、
Sony EricssonのWAPサイトの
登録画面が現れた
 
  
 

電話帳 :

電話帳
FOMAのUSIMに登録されてい
る漢字の名前も表示された。

 電話帳は、名前、自宅/職場/携帯電話番号、E-mailアドレスが登録できる。今回のモデルは香港バージョンのため、漢字フォントが内蔵されている。Englishモードで使用しても、電話帳で漢字表示ができた。また、"Picture caller ID"にも対応している。これは、電話番号通知で電話がかかって来たときに、電話帳に登録してある画像を表示する機能だ。












 

着信音:

 着信音は和音でなかなかいい音が出る。サポートするのはmidiとAMR(adaptive multi rate)。音はかなり大きい音まで出る。着信音は最初は小さくてだんだん大きくなるようにもできる。もちろん、相手によって着信音を変えることもできる。

     サンプル1
     サンプル2


・・・第2回へ続く

協力:テレコム新宿店


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