Motorola A835(第2回)


http://direct.motorola.com/eng/ProductHome.asp?country=GBR&language=ENG&productid=29157


電話帳:

 電話帳には1つの登録に1つの電話番号しか登録できない。ただし、同じ名前で複数の登録が簡単にできるようになっている。電話帳を開くと、仕事や家庭などで登録した電話番号が一緒に表示される。Caller IDにも対応しており、相手によって着信音を変えたり、登録した画像を表示することもできる。
 電話長の参照は非常に簡単だ。ナビゲーションキーを下に一回押すだけで電話帳が表示される。検索も頭文字のキーを押すだけでできる。もちろんVoiceDialにも対応だ。声で電話帳を呼び出すことができる。
 

電話帳登録画面 画像で相手を表示できる 発信時にも画像表示
される

ビデオコール:

 A835はでビデオコール(TVコール)もサポートする。試しに、A835にVodafoneのSIMを入れ、FOMAとのビデオコールを試したところ、問題なく表示された。また、FOMAのキャラ電も問題なく表示された。

 
A835+Vodafone SIMで
FOMAとの
ビデオコール表示
FOMA F900iで
A835からの
ビデオコール表示
A835でキャラ電も
ちゃんと表示された
 


カメラ:

 A835ではカメラは内蔵されている。ツインカメラだ。右横にもシャッターボタンがついているため、横にして撮影するのも簡単だ。解像度は30万画素で640×480、320×240、176×144、160×120、80×60の5サイズをサポートする。フラッシュはついていないが、露光時間を調整可能だ。また、IndoorやNightモードもある。さらに4倍のデジタルズームもついている。保存形式はJPEGと成っている。撮影速度はA830より大幅に改善されている。画質はなかなか綺麗だ。
 ビデオはMP4フォーマットで保存される。撮影できるのは最大3分。MMSの場合は、5秒か10秒になる。A835にはSD/MMCメモリスロットがない。しかしながら、内蔵メモリが64MBと大きいためそれほど不便ではないだろう。

640×480で撮影。
(画像をクリックすると大きくなります)
ビデオ画像
(クリックするとビデオが始まります
再生にはQuickTime等の
MP4対応プレーヤーが必要です)
横向きにすると、左上に
シャッターボタンがある
 

WAP:

 A835はWAP2.0に対応しており、サービスタイプの設定にはWAPの他にHTTPもある。日本語メールサービスuklipにもアクセスできた。

WAP2.0サポート WAP2.0に対応
(日本語メールサービスuklip)

コネクション:

 A835はBluetooth、赤外線、USB、RS232CでのPC等との接続をサポートしている。データ通信したい人にもお勧めだ。USBケーブルも付属してくる。付属のCD-ROMには「Mobile Phone Tools」というPCとの接続ソフトが入っている。それも完全に日本語だ。ただし、電話帳などを日本語で入力してもA835では文字化けする。
 BluetoothでのPCとの接続も良好で、Vodafone経由でのパケット通信も問題なくできた。また、Bluetooth Headsetにも対応している。

Mobile Phone Tools
日本語対応
電話帳の編集、同期
(クリックすると拡大されます)
Mobile Phone Toolsによるインターネット接続の設定
 
Bluetoothも問題なし(3COM Bluetooth Connection Manager)
 
Bluetooth Headsetにも対応


まとめ:

 A835は非常によい出来だと思う。個人的にはおすすめだ。欠点は若干大きい、外部メモリが使えない、時計にアラームがない点が上げられる。日本の認証機関をパスしており、CD-ROMや付属アプリも日本語化されていることから、日本での発売も大いに期待できる。ぜひとも日本語化して国内販売して欲しい。



協力:テレコム新宿店

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