NOKIA 7600(第2回)http://www.club.nokia.co.jp/7600/index.html
ローミングイン利用: ローミングインとは海外のオペレータのSIMを国内で利用することを言う。VodafoneJPやドコモは日本国内でのローミングインサービスを行っている。NOKIA7600はSIMロックがかかっていないため、海外のオペレータのSIMを挿して使うこともできる。そこで、いくつかの海外オペレータのSIMを試してみた。(なお、オペレータの契約形態によっては、ローミングインが出来なかったり一部サービスの利用可否も異なるので注意。)
3 HKのGSM契約のSIM(旧名ORANGE)はVodafoneJPともドコモともローミングイン契約がある。実際NOKIA7600ではVodafoneもドコモもネットワークに接続できた。日本語SMSも正常に送受信できた。通話ももちろんOK。ただし、パケット通信はできなかった。
Telstra AUはVodafoneJPとはローミングイン契約があるが、ドコモとは契約がない。実際NOKIA7600ではVodafoneもドコモも電波は掴むが、ドコモからは接続が拒否された。VodafoneJPの場合は問題なく接続され、日本語SMSも正常に送受信できた。通話ももちろんOK。ただし、パケット通信はできなかった。
ドコモともVodafoneJPともローミング契約がないため、ネットワークは検出できるものの接続は拒否された。 Bluetooth: NOKIA7600は特殊な形状ゆえ、BLeutoothヘッドセットを使った通話も出来ると便利だ。今回はMotorola HS810を利用してみた。(なお、Bluetooth機器は利用国での認証が必要となる。HS810は今のところ日本での認証は受けていないので、日本国内では法的に使えないので注意。)HS810は非常にコンパクトでかっこいい。NOKIA7600とHS810のペアリングは問題なく出来た。一度ペアリングを確立しておけば、NOKIA7600との接続はHS810を開くだけで簡単に出来る。電話がかかってきた場合も、すぐに通話を開始できる。HS810は音質は悪くはないように思うが、マイク部分がむき出しのため風が強いところで使うと、風切音が入る。 HS810を使った発信はボイスダイヤルで出来る。また、ボイスコマンドで音声メモを取ったりも可能だ。モノラルになるが7600の音楽をワイアレスでヘッドセットで聴くこともできて便利。
PC Suite: NOKIA7600にはCD-ROM等のソフトは付いてこなかったが、現在ノキアジャパンのダウンロードサイトから日本語版PC-Suiteがダウンロードできる(なお、ノキアジャパンのソフトはWindows2000/XP対応。WindowsMe等のユーザは、本家のnokia.comから英語版をダウンロードする必要がある。)。このソフトを使うと、以下のようなことが出来るようになる。
このソフトも、完全に日本語化されている。カレンダーのOutlookの同期を行ったところ、文字化けもなく繰り返しの予定なども正常に同期できた。ただし、終日の予定の場合に、"場所"が携帯側にコピーされなかった。連絡先はほぼ問題なく同期された(画像データは同期されなかった)。 音楽ファイルは"MP3","AAC"に対応している。音楽CD等からの変換はNOKIA Audio Managerで行える。
まとめ: NOKIA7600は初の日本語対応機としては、予想以上に日本語化がうまく言っているように思う。NOKIAの日本市場への意気込みが伝わってくる。メーカー直売ということで、キャリアサービスの多くが使えないという状態のため、日本国内だけでの利用者にはお勧めできるものではないが、海外でも使おうとする人にはお勧めだ。残念なのはGSM1900非対応という点。また、各キャリアにはこのようなメーカー直売の端末でも各キャリアのサービスが使えるような、サービス体制を望みたい。 [トップページ] |